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17.1.10
ウラジオストク1日目。初日の到着は現地時間の午後7時と言うことで、セントレアから成田へ行き。成田6時間待ち。セントレアまでは予定通り、飛行機に乗る。飛行機も順調。天気もよく、富士山も見えた。成田着。 初成田。京浜で成田駅へ。
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参道をあるくとみえてきた『川豊本店』。開店10時のお店に10時10分ぐらいに入店。ただ、入口ですでに待たさせる。そして、食べるまでに30分ぐらい。
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超人気店。外国人にも人気のお店だった。

成田空港に戻る。第2ターミナルは思っていたより簡素だった。
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さて、ここで両替しておく。多少レートが悪かろうとここでした。ロシアの通貨はルーブルだが、ルーブルは昨年の1月にかなり安くなった。2008年後半に4円が1ルーブルだったのが2016年1月に1.5円が1ルーブルにまでになった。最近は一気にルーブルが上がってきている。きっとこれは、アメリカとロシアが仲良くやってけるんじゃないかということのあらわれだと思うけど。オバマ政権真っ直中のあいだは下がりっぱなしだった。余ったら、ルーブルとして持っていた方が良さそうだな。もっとも、為替相場は1ルーブルあたり1.9ルーブルぐらいだが、成田で両替すると2.45円あたり1ルーブル。ぜんぜんちがう。まあ、2年以上前を思えば、これでも十分いいが。
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JALと同じワンワールドのS7航空でウラジオへ。思っていたより、日本人いない。イケイケのロシア人に囲まれる(笑)
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この飛行機170人ぐらい乗ってるのかな。(180人ぐらい定員で)そのうち、日本人5人ぐらい。10人はいないな。ほぼロシアだ。隣にはロシア美女が座っている。搭乗終わって、さあ飛ぶぞ!と思ったら渋滞。全然飛ばない。待つこと30分。滑走路なん本もあるのに、全然飛べない。離陸した、揺れる。飛行機がA320と比較的小型なのもあるけど、風が強い。良質なイケメンとシンクロ並のメイクのキャビンアテンダント。ザ・ロシアって感じ。流石のロシア最大の航空会社S7のスッチーは違うわ。
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噂に聞いていたS7のパサパサのサンドイッチ。やっぱり、パサパサやった。味はお腹すいていたから、悪くはない。
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それより、隣のロシア人、日本語うまいな。なにしてるんだろう?すんごい気になったので、話しかけてみた。隣のロシア人はアンナ。日本語の専門学校やアパレルの学校に行って、去年卒業したんだって。ふつーに日本語はなしている。きょうは、ウラジオの友だちに会いに行くんだって。1週間滞在するらしい。ウラジオのおすすめのお店とか紹介してもらった。連絡先を交換した。
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勧められたアプリをホテルでダウンロードしてみたが、どうやら日本でないと登録できないらしい。残念。
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ウラジオ空港に着いた。外はだいたい、-15℃で黒川とさほど変わらないが、長くいると死ぬ(笑)空港のおじさん超優しい。男子トイレの小便器のイチ高過ぎ。そして、まず現地ドライバーいない。迎えに来ているはずの。現地ドライバーいない。やばい。まわりには、訳のわからない、白タク野郎ばかりに囲まれる。女の子ひとりなら終わっているが、終わるわけにいかないので、信頼できそうなおじさんに、あまり信用できなさそうな、男を紹介され、その男のタクシーに乗る。
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こちらは、すべて白タクかな。タクシーにメーターなどない。事前交渉。出発前に1500ルーブル。だいたい、3500円ぐらいだということでOKした。こんなところで、待ってるより良いかと。そして出る。外は寒い。

タクシーは基本プリウス。しかも、道は右車線なのに車は右ハンドル。なんか、違和感ないと思ってたら、燃費メーターも“5分間燃費”“平均”とか、日本語やん。てか、日本車やん(笑)ああ、高速料金がいらないハイウェイみたいなところを走る。ところどころ、凍結している。空港出てすぐ、盛大に玉突き事故してた。いまだに信用できない運転手。ちなみに、僕助手席。スピードメーター120km超えてんやん。日本のスピード表記分かってんのかな。いや、車が全然走ってないから良いけど、凍っているから道。夏なら良いけど、プリウスによると外-15℃。あー、運転手シートベルトしてないし。僕するよ。事故るかもしれないもん。はい、スマホ見ながら運転しないwwwまっすぐの道だからって、両手はなさいwwwちゃんと、ウインカー出せよ、おい、前の車も。って、ウインカー出す習慣ないのかよwwwあっ、なんか減速した。おい、オービスかよ。何て言うのか知らないけど、で、またすぐ踏み込まないwwwプリウスの加速性能最高。燃費は、平均17kmまぁ、そんなもんやら。右車線なのに右ハンドルでウインカーなしに、車線変更するから、いつか事故る。そして、ここまま、ウラジオにいたら、いつか事故で死ぬwwwあかんwww無事にホテルに着いた。
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どこかに連れてかれるかも、追加料金請求されるかも、事故るかもって、思っていたから意外にフツーだった。ホテル着、チェックインする。部屋は広くはないが十分。歯ブラシもタオルもある。TVもあるが、こちらはアナログ放送で受信状況も微妙。プーチン頑張れ。
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夕食はピョンヤンカフェ。所謂、北朝鮮の国営レストランだが、全く美味しくないので、全くおすすめしない。
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お客さん、ぼく以外にいない。店員さんですか?可愛いですよ。北朝鮮の美人です。強権な国とは思えないほど、キュートな感じだった。ただ、店員さん4人ぐらいだったけど。女性2人で男性は表にいるのが2人かな。全く口にあわなかった。もう少し、コミュニケーションとれたらよかったけど、ほとんどなんもせんかった。接客してくれるときは、とても丁寧だったけど、あとてきとーだったな。
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一応、猪肉冷麺と羊肉の鉄板焼食べた。羊の方はよかったけど、冷麺全く。キムチ鍋にすればよかった。あんなんじゃ、外貨稼げないから。僕一人じゃ、ひとりぶんの人件費も出ないでしょ。

ホテルへ戻る。部屋のお風呂あるけど、お湯ほとんど出ない。そして、シャワー使えない。大丈夫かよ。ロシアあるあるかな。
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お風呂意味ないじゃん。朝使えばお湯出るかな深夜0時も過ぎた頃に、モバイルバッテリーの充電が切れ、やばい。充電がなくなると思い、近くの24時間営業のスーパーへ。もはや、外は何度なのかさえ分からない。プラグだけ買ってきた。日本に帰ったらもう使わないかもしれないけど、助かった。



17.1.11
ウラジオは日本より冬時間で1時間早い。ただ、札幌と緯度は同じでありながら、西に位置しているので、日本と同じと言うか、なんかおかしい。
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朝だって日の出が8時半だし。朝食はホテルの中にあるレストランで。
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雰囲気はディナーみたいな感じだった。あいかわらず、パサパサのパンは美味しくない。
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ここは、ピザ屋さんらしく、ピザはフツーに美味しかった。
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2日目の市内散策はまだ日も昇らぬ8時すぎから。だいたい、日の出が8時半なのに日本より1時間早い。ホテルで可能な限り万全を尽くしたが、出てすぐマイナス20℃のヤバさを感じた。空気はひんやり良い感じ。
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ヨーロッパの街並みとか、成田から飛んで2時間とか激近なのだ。
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スポーツ湾は夏に海水浴で賑わうみたいだけど、全面凍りついている。対岸まで歩ける。が、歩かないwwwウラジオの犬、なんかデカイ。
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2月にウラジオで氷上マラソン大会が開催されるらしい。昨年は42kmもあったのかな。今年は21kmまでらしい。走れないことはなさそうだが、雪の上を走るのはしんどそうだな。それより、いろんな理由で死にそう(笑)
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ウラジオには信号機が少なく、ウインカーもあまり出さないので、道渡れない。思っていたより栄えているが、思っていたよりコンパクトな街である。日本車9割だな。
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路駐している車、大量にあるけど、絶対ぶつけられるやら。凍ってるしwwwフロントガラスが凍らないのは湿度が低いからかな?寒すぎて凍らないのか?
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レーニン像みた。ウラジオ駅もね。なかなか、面白いな。ウラジオ。寒さ対策さえすれば1月でも十分。むしろ、暑い夏よりは良さそう。ホテルは常時24℃だから夏は暑いよ。エアコンないし。天気がよい日が多いのも冬。
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雪はあまり降らないけど、一度降るととけないので、多少残ってるね。ロシアの人はツンデレなのか?そういはえば、ラジオ、鉄平さんみたいな人が喋ってた。鉄平さんがロシア語しゃべっている感じ。20℃での2時間半の市内散策は、結果的にメチャクチャしんどかった。
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ホテルが暖かすぎるのもあるけど、血管頑張っている。もう少し、血管弱かったら死んでたな。
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ホテルで休んで、
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いまウラジオで一番の人気店というズーマ(Zuma)へ。アジア料理のお店。もう、歩くのは面倒なのでタクシー。面倒というか、しんどいのよ。マイナス20℃。
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ズーマ。外観より、店内オシャレ。平日のお昼時だからか、お客さん少なめ。
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上着預かってくれた。昼じゃなくて夜来るところだな。ただ、夜来ると死ぬ(笑)イケメンと美女しかいない。
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このお店は良いお店だ。味も良いし、雰囲気も良い。もち、日本にはこのようなお店はたくさんあるが、ウラジオで一番の人気店だと言われたらその通りだろう。
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美味しいのだ。昨夜から、ロシアの料理は不味いとしか思えなかった。というか、北のレストランが全然口にあわなかったから。
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このお店を全力でお勧めする。休日の夜は激混みするらしいので、平日の夜か昼がおすすめだと、アンナが言ってた。

ウラジオどこでもwifi使える。大抵使える。美人がヽ(*`゚∀゚多いというかブスがいない。お昼のあと集合時間ギリギリでヤバイと思い走るが間に合いそうにないというか、道間違えた。仕方なく、タクシーに乗る。昼から市内観光ガイドツアー。美人のお姉さんが来るわけもなく、おじさんとまではいかないけど、そんな感じ。まあ、いいか。
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なんか、丁寧なような適当なような感じ。
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日本人の女性にはモテないだろうなー。灯台みにいって、駅と港を見て、ケーブルカー乗って、展望台へ。結構、駆け足だよ(笑)たいへん。
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ぜんぜん、ゆっくりできない(笑)橋、逆光やし(笑)おい。
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お土産屋の店員さん超美人やった(笑)
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ロシアね、ふつーに、寒い。可能な限りの防寒を足の先から頭の先までやる。まあ、これで日の出前のマイナス20℃の市内散策したから、大丈夫やけど。じっとしてたら、死んじゃうね。

ウラジオにできたカジノまては市街地から1時間ぐらい。結構遠い。ガンガンとばしているが、つかない。そして、ほとんどなにもない。森の中。むしろ、あったら、あっ!みたいな。日本の何倍もの面積がありながら、人口は1億4000万人。ほとんど森。ウラジオはモスクワより新潟の方が近い。鳥取から船来るけど48時間かかる。新潟から飛行機で1時間半(飛んでないけど)。近い。空港から市街地まで1時間。日本でも同じこと言われるかもしれんけど、ウラジオの郊外に住んでいる人たちって、なにをしていて、なぜそこに住んでいるんだろう?不便じゃないのかな?(笑)ウラジオ市街地からカジノは広葉樹の森のなかを走る。紅葉、綺麗なんかな。日本じゃ、こんなに見れそうもないくらいスゴイ。こっちの人はふつーかな。

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クリスタル・タイガー(ティグレ・クリスタル)でカジノ。カジノはシンガポール以来の3年半ぶり。勝ったことはない。これもIR(統合型リゾート施設)。極東の人口減少対策でカジノをメインとした観光振興をプーチンさんが目指した第一段。あといくつか、同じエリアにつくるみたいだけど、まだ一つ。他は建設されておらず、できるのかしら?カジノの他にホテルと高級レストランを併設しているとのこと。ホテルを使わないので、カジノしか使えない。さて、まず会員登録が必要。なにをチェックされているかしらないけど、パスポートと顔写真とられた。場内には金属探知機を通る必要がある。そして、そんなに必要なのか?というほどに、カメラが天井についている。スタッフの数も多い。来場者は少なめ。ホールもそれほど大きいとも感じなかった。人の数で言えば、日本のパチンコ屋の方が多そうでもあるが。客のほとんどは、ロシア人だが、ほとんどの収入は中国や韓国人からとネットの情報にあった。たしかに、テーブルで賭けているのは中国人がメインだし、ロシア人は機械で遊んでいる。今日の結果はまぁいつものごとく負けてしまって、成田で両替した換算で8000円ぐらい。後半、少し取り戻せて、ロシアでカジノした割りには傷口が浅くて少し満足。途中、調子のったのが、あかんかったなぁーとかいって、また負けるんや(笑)日本でもIRできるやろうけど、たまにいくのが良い。年イチぐらい。カジノは海外にたまーに行って、30分ぐらいで帰るのがベストだと思っているけど、まあ、30分では帰れん。なぜ、30分かというと、なぜか最初は調子がよいのだ(笑)

ホテルに戻り夕飯にいく。そうだ、ロシア料理を食べに行くのだ!ウラジオに着いて夜は韓国料理、朝はアメリカ、昼はアジア、夜こそロシアだ!と意気込んだが、なぜか店を間違えたらしい。ハンバーガー屋に入ってしました。
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オシャレやったし、地図はここやし。ただ、説明を見ると違ってんな。
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とりあえず、食べてからボルシチ食べに行こ。美味しい、ロシア料理を。このお店、なんていうところか分かんない。ただ、超新しいな。すんごく、最近できた感じ。
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だって、訳もわからず入ってきた僕を、気合い入れて迎えてくれたもん。夕食中に、激しい頭痛に見舞われたので、会計済ませて急いでホテルに戻る、そして寝た。


ロシアは基本、車社会だがウラジオは極めて駐車場が少なく基本路駐。3年前に市街地は一方通行になったようだけど、ウインカーを出さない、信号機が少ない、割り込み基本、右側車線でありながら日本車ばかりなのでいつもどこかで事故っている印象。車はほぼ日本車。たまに、欧米の車はあるがヒュンダイはほとんどない。バスはいつの時代のものか分からないものも多いが、ほとんどの普通車はそれほど古くない。ふと、日本の高速を走っているような感覚になることもある。ロシアの面白いのは、ロケットも宇宙ステーションも世界の中心。というか、いまだに人を宇宙に送り出す確実な方法はソユーズだし。戦闘機や軍艦や原子力潜水艦も自前なのに、航空会社S7の飛行機はエアバスでホテルのTVはLG、車は基本、日本車だということ。ロシア人の寿命が短いのは食べ物とか酒とか、社会主義から資本主義への変化とか色々あるだろうけど、単純に冬が長くて寒すぎるからだと思う。


17.1.12
さすがに朝は眠い。最終日、身なりを整え、ホテルのピザ屋にごはん食べに行く。食べ終えて、近くの24時間スーパーに行き、お土産を購入する。荷物をまとめ、さあ、出発だ。昨日と同じ運転手が送迎してくれた。隣に、知らないロシア人。なんか、友だちらしい。いいよ、別に空港行くだけだもん。
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ウラジオの空港。手続きが全く進まない。前に割り込む、中国人。パッキングされた段ボールの荷物を大量に預けている。なにを入れているんだ?全く、選択肢になかったが、北京経由にしなくてよかった。空港についたのが10時40分、並び始めたのが11時。結局2時間近く並んだ。嫌われる中国人。60分ぐらい他で遊んでても結果は変わらなかったようだ。
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セキュリティチェック後のルーブルを使いきるお買いもの。中国人のお陰で、水のほかに1品しか買えなかった。ぜんぜん、時間ないんだもん。この中国人たち、中国から国境を越えてウラジオに来たのか、もともと住んでいるのかわからないが日本に行くようだ。ロシアと中国は国境を接しているから、そういうのもあるんだな。かといって、ウラジオで中国人そんなに見なかった。韓国人方が多かった。ほとんどロシア人だった。しかし、国境を接していても、ロシア人と中国人ってなにがそうも違うんだろうか。ロシア人とは仲良くできるけど、中国人とはムリそうだ。

飛行機はほぼ満席。搭乗率9割は超えている。そして、座席は最後尾。一番後ろだ。手続きが遅れたのだから仕方ないけど。

隣のおじさん、スッチーナンパしてる。ロシア人すげーな。



P.S. 
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成田からセントレアの飛行機。行きは、ドラえもんジェットだったけど、帰りは787-8になった!やった\(^o^)/初の787だ。いろいろ、すごい。やっぱりすごいな。登場手続きの際、窓側ないと言われたけど、フツーにある。いや、ぜんぜんこっちの方がいい。機内のエンタメもなんか、すげー画面でかい。映画見える。ビジネスクラスも席が多かった。行きの飛行機、ドラえもんだったけど、古かったし、狭かったし。787快適(笑)天井高いし。いいね、これ!読書灯画面でコントロールするんや(笑)エンジン音も違うね(笑)また、乗ろっと。

 




ロシア・ウラジオストクに行って、予想外だったのは、お風呂のお湯の絶対量が少なくて、シャワーが使えなかったこと。日本に帰ってくると、やはりロシアの寒さを思えば、 余裕である。帽子を被らなくても、手袋しなくても、まだ大丈夫。ウラジオのマイナス20℃の世界では必需だった。写真撮るために外しても10秒限界だった。ロシアで食べたパンは美味しくなかったが、ピザは美味しかった。心残りなのが、ロシアに行ったのにロシア料理を何も食べていないこと。そして、出発直前の最大38.8℃の高熱の体調不良と2日目の頭痛。外と中の温度差が最大50℃。部屋温24℃で外マイナス26℃の世界は結構しんどい。ロシア人は、基本が美男美女だった。加齢と脂肪が変えていくが、もともとはみんなそんな感じ。ロシアに行って日本に住んでいるロシア人の友人ができたのは結構うれしい。極東の人口減少、経済の衰退は思っていたより激しいそうだ。ネットの情報をみても、人口は日本の国土の何倍もあるのに1億4000万人。日本よりも急速に人口減少しており、加えてウラジオをはじめとした極東の人口減少も著しい。こんなにも、人口減少しているのだから、北方領土返してくれよと言っても、そこは軍事的政治的に難しいのだろう。

かつてソ連時代80万人いたといわれるウラジオの人口はいまで60万人。日本の地方都市とは比較にならないスピードで減っている。いつか、中国人に乗っ取られるんじゃないかと、いらぬ心配をしてしまう。極東を重視するプーチン大統領は2012年のAPECにあわせてウラジオに空港や道路など約6000億ルーブル(1兆2000億円)程度の公共投資を行った。ほかにも極東の経済振興のためにIRが解禁された。

IRとカジノについては日本でも近い将来運営されると思うけれども、実際にロシアでやってみた感想としては、まず身分証明書が必要で入場には会員カードが必要(ちなみに、外国人の場合パスポートが必要で英語で記入用紙に必要事項を記入すると数分で会員カードが発行され、場内への入場や換金、各種ゲームで遊ぶのにもこのカードが必要になる。わからないことは英語かロシア語、たぶん中国語と韓国語で対応してもらえる。僕にはイケメンの韓国人が教えてくれた。この韓国人はイケメンやった)。場内には大量の防犯カメラがあり、スタッフも多い。この時点で日本の公営競技やパチンコより未成年の対策や反社会組織の対策は万全である。来場者の8割はロシア人でもお金を使うのは中国人。中国人はマカオでカジノをやるイメージだけども、中国北東部の人たちはウラジオのほうが近い。バスで国境を越えてくることができる利便性もある。日本のカジノには誰が遊びに行くのかわかないけれども、都市部から遠くも近くもない場所で、入場規制ができる対応をして、なおかつ現状のギャンブル依存症対策なども実施できれば、日本のIR推進も悪くない。むしろ現状の公営競技やパチンコのほうがカジノよりもたちが悪いような気さえしてしまった。

巨大なロシアの3分の1の面積のある「極東」と呼ばれるエリアの人口はおそよ600万人で北海道がおよそ500万人なのでいかいに人が住んでいないかがわかる。軍事・政治的にいかに強くても国土に国民が暮らさなければ、意味がないし、守れないだろう。かつて、社会主義時代だったころは強制的に国民を住まわせることができたけれども、ソ連時代と比べてこの20数年で800万人だった人口が200万人減り600万人になっている。来年2018年にはロシアで大統領選挙が行われる。プーチン大統領が連続2期、通算4期目を目指すのは確実とされており、これからも極東の振興と極東に比較的近い日本との関係強化に力を入れてくると考えられているので、これからもロシア、極東・ウラジオストクに注目していきたい。