1600年に徳川家康が勝利した「天下分け目の戦い」といえば【関ヶ原の戦い】日本人なら小学生でも知っている。けれど、実際に関ケ原の「古戦場」や「決戦の地」、「石田三成が陣を構えた『笹尾山』」に行ったことがある人はどのぐらいいるのだろう?
京都の「清水寺」、奈良の「東大寺」、広島の「原爆ドーム」や沖縄の「ひめゆりの塔」には訪れたことがあっても、関ケ原古戦場に人が集まらないのはなんでだろう?
そんな関ヶ原のこれからを考えるシンポジウムが今日(2月21日(土))に関ヶ原町で開催されたので、僕も参加してきました。
ゲストはZIPFMミュージックナビゲーターで、英語で関ケ原合戦を紹介した著書や多数の歴史本を執筆しているクリス・グレイさん。歴女の小日向えりさん。ちなみに、2人は「関ヶ原町観光大使」に任命されました。そして大河ドラマ「軍師官兵衛」「江」「天地人」「功名が辻」…などの時代考証をされた静岡大学名誉教授の小和田哲男先生。そして、司会は西村知穂さん!で、今日のシンポジウムが進められました。
〈今回のメインは3つ〉
1.小和田先生の「関ヶ原の魅力と保存活用」についての基調講演。
2.2020年に向けた関ヶ原古戦場について、まとめられた「関ヶ原古戦場グランドデザイン」についてのプレゼン。
3.ゲスト3名のそれぞれの視点によるパネルディスカッション。
パネルディスカッション、聞いていてすごくワクワクしました。未来が眩しくて、サングラスが必要なほどの素敵なお話し聞くことができました。
「グランドデザイン」については、ビジターセンター(民俗資料館の再整備)、JR関ヶ原駅、駅前の交流拠点の建設、古戦場を360度見渡せる展望台の建設が目玉。他、現行のイベントの継続や大河ドラマの誘致、戦国時代の歴史の舞台となった自治体でのリレーシンポジウムの開催。他には、景観の保護と当時の風景に戻す整備、外国人観光客へのPRといったのもが盛り込まれていました。
海外にどのように「関ヶ原」の魅力を伝えるか?「“サムライ”は世界中どこでも知っている。けれど、そのサムライの世界最大の戦い(関ケ原)は知らない。PRしないと意味がない」(クリス・グレイ)
外国人観光客を関ヶ原の魅力をどう伝えるか?外国人観光客にどう満足してもらうか。というのが、関ヶ原の観光の大切なポイントかなと思っています。
駅や駅前綺麗に新しくして、関ヶ原の戦いの全貌を知ることができるビジターセンターをつくれば目玉になるだろうけど、ボクとしては大垣市の「芭蕉記念館」とイメージがかぶる。ないより、あった方がいい。けれど、あからといって、過度な期待もできない。
関ヶ原の合戦場跡はJRの駅や名神高速のICから、極めて近い利便性の良い場所にありながら、近すぎて、さっと来て、さっと帰っていく人ばかり。バスツアーのコースに盛り込まれて立ち寄る人が多くても、滞在時間はごくごくわずか、高速が近くにあるし、駐車場も基本タダなので、主要史跡巡りは車で移動なんていうのも、ふつーにあるでしょう。ごはんを食べられるところが非常に少ないのは、やっても人が来ないから。訪れる人も滞在時間短く、しかも国道も高速も隣接しているので、なければないで、他にいく。極めつけは、宿泊施設が皆無。なくはないけど、ないに等しい。そんなことで、観光協会も2008年に一旦解散して、改めて、今年度観光協会を再結成している状況。
昨年から関ヶ原の観光への取り組みが、動いてきたなぁという感じがします。岐阜県の古田知事がとてもやる気だと、来賓の県議の方が話されていた。「岐阜県の関ヶ原なんとかしよう!」という想いは僕も感じます。
〈僕が思う関ヶ原の6つの魅力〉
1.天下分け目の合戦の地
2.古戦場が大規模に残っている
3.「裏切り」などの人間ぽいところが勝敗を決めた
4.みんな知っているけれど来たことがない
5.一通り歩いてまわれる
6.アクセス便利
古戦場が大規模に現存しているところは、ないそうです。それは、ひとえに「関ヶ原が田舎でよかった!」国の史跡といえども、まわりは田んぼばかりの古戦場周辺。人が多く暮らしていればマンションぐらい建ったでしょう。けれど、あの適度な田舎はそうはならなかった。
〈歴女の小日向えりさんが、言ってた。〉
1.関ヶ原を家族で訪れるところにしたい!
→男性比率7割強。しかも、1人できているひとが多い。そうではなく、家族で訪れる場所に。
2.女性に来たい!と、思ってもらえるところにしたい!
→母親をつれてこられるところに。いまのままだと、そこまでの魅力はない。
3.写真スポットのキービジュアルが必要!
→仙台城なら伊達政宗像で写真撮る。京都や奈良の史跡でも写真撮るでしょ?主要な観光スポットには撮影スポットがある。ここに来たら、これを撮る!が、必要。
京都の「清水寺」、奈良の「東大寺」、広島の「原爆ドーム」や沖縄の「ひめゆりの塔」には訪れたことがあっても、関ケ原古戦場に人が集まらないのはなんでだろう?
そんな関ヶ原のこれからを考えるシンポジウムが今日(2月21日(土))に関ヶ原町で開催されたので、僕も参加してきました。
ゲストはZIPFMミュージックナビゲーターで、英語で関ケ原合戦を紹介した著書や多数の歴史本を執筆しているクリス・グレイさん。歴女の小日向えりさん。ちなみに、2人は「関ヶ原町観光大使」に任命されました。そして大河ドラマ「軍師官兵衛」「江」「天地人」「功名が辻」…などの時代考証をされた静岡大学名誉教授の小和田哲男先生。そして、司会は西村知穂さん!で、今日のシンポジウムが進められました。
〈今回のメインは3つ〉
1.小和田先生の「関ヶ原の魅力と保存活用」についての基調講演。
2.2020年に向けた関ヶ原古戦場について、まとめられた「関ヶ原古戦場グランドデザイン」についてのプレゼン。
3.ゲスト3名のそれぞれの視点によるパネルディスカッション。
パネルディスカッション、聞いていてすごくワクワクしました。未来が眩しくて、サングラスが必要なほどの素敵なお話し聞くことができました。
「グランドデザイン」については、ビジターセンター(民俗資料館の再整備)、JR関ヶ原駅、駅前の交流拠点の建設、古戦場を360度見渡せる展望台の建設が目玉。他、現行のイベントの継続や大河ドラマの誘致、戦国時代の歴史の舞台となった自治体でのリレーシンポジウムの開催。他には、景観の保護と当時の風景に戻す整備、外国人観光客へのPRといったのもが盛り込まれていました。
海外にどのように「関ヶ原」の魅力を伝えるか?「“サムライ”は世界中どこでも知っている。けれど、そのサムライの世界最大の戦い(関ケ原)は知らない。PRしないと意味がない」(クリス・グレイ)
外国人観光客を関ヶ原の魅力をどう伝えるか?外国人観光客にどう満足してもらうか。というのが、関ヶ原の観光の大切なポイントかなと思っています。
駅や駅前綺麗に新しくして、関ヶ原の戦いの全貌を知ることができるビジターセンターをつくれば目玉になるだろうけど、ボクとしては大垣市の「芭蕉記念館」とイメージがかぶる。ないより、あった方がいい。けれど、あからといって、過度な期待もできない。
関ヶ原の合戦場跡はJRの駅や名神高速のICから、極めて近い利便性の良い場所にありながら、近すぎて、さっと来て、さっと帰っていく人ばかり。バスツアーのコースに盛り込まれて立ち寄る人が多くても、滞在時間はごくごくわずか、高速が近くにあるし、駐車場も基本タダなので、主要史跡巡りは車で移動なんていうのも、ふつーにあるでしょう。ごはんを食べられるところが非常に少ないのは、やっても人が来ないから。訪れる人も滞在時間短く、しかも国道も高速も隣接しているので、なければないで、他にいく。極めつけは、宿泊施設が皆無。なくはないけど、ないに等しい。そんなことで、観光協会も2008年に一旦解散して、改めて、今年度観光協会を再結成している状況。
昨年から関ヶ原の観光への取り組みが、動いてきたなぁという感じがします。岐阜県の古田知事がとてもやる気だと、来賓の県議の方が話されていた。「岐阜県の関ヶ原なんとかしよう!」という想いは僕も感じます。
〈僕が思う関ヶ原の6つの魅力〉
1.天下分け目の合戦の地
2.古戦場が大規模に残っている
3.「裏切り」などの人間ぽいところが勝敗を決めた
4.みんな知っているけれど来たことがない
5.一通り歩いてまわれる
6.アクセス便利
古戦場が大規模に現存しているところは、ないそうです。それは、ひとえに「関ヶ原が田舎でよかった!」国の史跡といえども、まわりは田んぼばかりの古戦場周辺。人が多く暮らしていればマンションぐらい建ったでしょう。けれど、あの適度な田舎はそうはならなかった。
〈歴女の小日向えりさんが、言ってた。〉
1.関ヶ原を家族で訪れるところにしたい!
→男性比率7割強。しかも、1人できているひとが多い。そうではなく、家族で訪れる場所に。
2.女性に来たい!と、思ってもらえるところにしたい!
→母親をつれてこられるところに。いまのままだと、そこまでの魅力はない。
3.写真スポットのキービジュアルが必要!
→仙台城なら伊達政宗像で写真撮る。京都や奈良の史跡でも写真撮るでしょ?主要な観光スポットには撮影スポットがある。ここに来たら、これを撮る!が、必要。
〈僕が思うに〉
1.体験
2.写真
3.ひと
この、3つ大切なのかな。
1.体験
2.写真
3.ひと
この、3つ大切なのかな。