3月17日(火)の1週間前の「空き家・ツーリズム会議」後に新しく「組織」を立ち上げる発起人となる有志が集まった。その日は、時間も遅いため、改めて会議を開き「組織の名称」「規約」などを決めることなった。議論に期間を開けても熱が冷めるだけなので1週間後の今日に日程が決められた。

このブログの内容は、本日(3月23日(月))の会議で出た議論をもとにした記録と個人的な意見をまとめたものである。尚、主催者には会議はオープンであり、ブログに会議を内容をまとめたことを書くことは承諾済みである。また、会議のなかで、「この会議についての主観的な意見の発信」についても、意見がなされ、議論の中に特に反対意見もなかったため、主観的な意見についても一部述べていきたいと思う。

3月23日(月) 19時~21時30分 白川町役場分館3階 参加者17名(役場職員、地域おこし協力隊メンバー、林業、建築、里山、空き家などに興味を持つ住民と、面白そうなので参加している僕w)

まず今回の会議では次回4月14日(月)に議論の場を移して改めて会議を行うことが決められた。

会議に進行役がいなかったため、それぞれに自由に発言することができた。

今回のざっくりとした会議の目的を僕的な解釈で説明すると(いきなり主観)
1.「白川町は人口減少していてヤバい」からなんとかしたい。
2.「空き家」「ツーリズム」をテーマにすることがある程度枠組みされ、
3.町の予算88万円を会議から創出された活動団体の資金にすることが決定。
4.そのための、団体の活動内容を決め、名称や規約をこの会議で決定する。
2と3は逆かもしれないけれども、だいたいこんな感じだと思う。


はじめに、特に何もテーマもなくはじまった。

・前回、良い意見が出たけど、まとめられていないので「もう一回、みんなで集まって、みんなで意見共有しよう」

本日の結論。



その後、2時間程様々な意見がされたので、ざっくり抜粋。
・みんな(町内の活動団体、組織)が「何をやっていて」「どんなことを思っていて」「どんなことを目指しているのは」をまとめることが大切だと思う。
・空き家が白川町に400軒あるということを町民で全体で考えることの情報共有。地元の空き家情報が入ってこない。
・イベントを開催するにも人集めが大変。こういう会議で参加者を集めたい。
・いままで意見交換できる場がなかった。助け合えて情報共有できる場になるといい。方向性があう団体とは年に1度ぐらいコラボしてもいいと思う。
・1回活動してみるのがいいと思う。
・「みんな、地域をもっとよくしたい」という思いは同じだと思う。
・本当は稼げる(ビジネス)にすることが必要だと思う。
・この会議の目的は「移住、定住者」を増やすことだったと思う。
・白川町で面白いことやっているという情報の共有と発信をしたい。
・白川町は岐阜県で消滅可能性都市1位になったので、それを逆にアピールしたい。
・「空き家」と「ツーリズム」だけで枠組みをしてはもったいないと思う。
・みんなの想いを5分~10分スピーチして意見をもっとだすことが必要だと思う。
・それぞれの団体には目的があって、まとめるのは難しいと思う。
・「移住」「定住」は結果でしかない。
・白川町の良いところだけを見せるツアーをするのではなく、人口が減少して過疎過疎化しているリアルな姿も都会の人にみてもらいたい。
・空き家は町内に400軒あるけれども実際に紹介できるのは4軒。空き家を提供したい人もいるが、土砂災害の危険地域に指定されているなど紹介紹介しずらい物件が多い。
・空き家を観光案内所にあいて事業家したい。空き家があったら使いたい。実際にWEBサイト作成中で動き出している。
・ツリークライミングをやっている。今年1回やってみたい。観光協会のツアーでやれないか?道具が必要。
・人口減少について危機感をもっていない。
・危機感というより、あきらめのようなところもある。
・山村留学という方法もある。
・団体の代表が来て決めても、自分の団体に戻って説明して納得を得るのが大変。時間がかかる。
などなど。



前回の会議後の有志の話し合いで、批判的な意見を言ったこと反省して、今回の会議2時間半程、メモっていた。発言すると批判的なことばかり言ってしまいそうなので、おとなしくメモってまとめようと。会議だけど、議事録も作成していないから僕がまとめようと。もちろん、はじめから議事録とるためにメモっていたわけではないので、漏れてるけど。

次回の会議の名称を白川町の3月1日現在での人口をチーム名とする「チーム○○○○」にしようということになったけど、「チーム○○」で数字をつける場合、大抵うまくいっていないのでやめたほうがいいと思う。それより、人口に囚われすぎるのはもう終わりにしよう。

政府が「人口減少でヤバい」いうていうているときに、その人口が減少してヤバいことになっているとされている町で「人口減少してヤバい」と議論しても遅い。人口減少の話は、もう10年以上も前からされていた。いや、昭和31年に現在の白川町になって60年間。人口は一度も増加することなく、減少し続けた。

もはや人口は減少するものとして、いかに豊かに幸せに暮らしていくのかと言うのが、これからのテーマだと思う。経済成長しない社会はしんどい。しかし、経済成長は財政出動や金融政策だけではなんともならない。みたいなことは、僕だってなんとなく分かる。日経平均が2万円突破したってあるとき下がる。何度目かの地域活性化バブルもいずれ終わる。しんどい時期もきっと来るだろう。「消滅都市」に囚われて、人口減少に囚われていると常にマイナスなことに注目していないといけない。



僕は学生の頃【白川町は過疎でヤバいから何とかしないといけない】と思っていた。【危機感】を持ってやっていた。けど、しんどかった。危機感で活動していていると世の中の流れを反転する必要があるので、大抵失敗して失敗から立ち直れなくなる。自治体が消滅する前に、自分が消滅する。『白川町ヤバいから、みんなで、何とかしましょう』。言うても、自分がしんどくなるだけだけ。

だから最近は「ココで、どんな面白いコトができるか」を考えてやってみよう!っていうのがテーマ。特に白川町に戻ってきてからその考え方が中心。学生の頃は「過疎でヤバい白川何とかしなくちゃ」だったけど、過疎ることを受け入れて、いかに、楽しく生きるかを大切にしている。

あと、組織は箱だけつくっても、腹くくって本気でやっていこうと言う人がいなければ、リアルな変化なんて起こせない。地域おこし協力隊は、何でも屋さんではない。「地域活性化」的なことは彼らに任せればいいわけでない。せめてでも、一緒に汗を流そうぐらいの気持ちがなければ、地域は決して良くなっていない。リアルに何やるか決めて、汗かいて行動していくコトが大切だと思う。

image