今日と明日、白川町佐見では2年に一度の歌舞伎公演が開催されます。歌舞伎公演と言っても、海老蔵さんや勘九郎さんが来るのではなく、地元の歌舞伎好きな人たちと子どもたちが舞台に立ち歌舞伎を披露します。


「興味はあるけど、両日ともに仕事だしなぁ~」と思っていたけれど、初日(きょう)の最終公演は19時半からとのことだったので「これなら行けるんじゃないか!」と、仕事終わりに桜峠を駆け抜け、会場の佐見中学校体育館へ。普段は、もちろん体育館ですが、歌舞伎の舞台がそこにはありました。

入って、まず、印象的だったのが「祝儀」の多さ。地歌舞伎の公演は多くが入場料無料。けれども、地歌舞伎はおカネがかかる。それを賄うのが、地元の企業からの協賛や会場に来ている観客、歌舞伎に出演する人たちによる『祝儀』。地歌舞伎は“大枚はたいて恥をかく”なんて言われるほど、歌舞伎の舞台にあがるために祝儀を出している。それが地歌舞伎の魅力。


ない時間を割いて、セリフを覚え、覚えたつもりで稽古に行ったら間違えて、師匠に叱られ、ダメ出しされて、それでも本番までに仕上げて上がる晴れ舞台。登場と共に客席の奥から、掛かる大向う(おおむこう)。(歌舞伎座で海老蔵さんが出てくると大向うから掛かるのが「成田屋!」)地歌舞伎だって声がかかる。自分の名前が呼ばれたら、一層の気合いが入る。役者がメインディッシュなら大向うはスパイスだ!決め台詞が決まり絶妙なタイミングで声が掛かれば、舞台はいっそう盛り上がる。台詞が決まると、客席から舞台に向かって“おひねり”が飛んでくる。自分の台詞のあとに大量に飛んでくる、おひねりの中に「○○くん応援してます!」みたいな、ことが書いてあれば、これは嬉しい(笑)精一杯、練習した成果を出し、会場全体から温かい拍手がおくられる。こんなに嬉しいことはない。そうやって、会場全体が素晴らしい空間になる。これが地歌舞伎の素晴らしさだ。


「戎詣 恋釣針 釣女」
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ある大名がお告げにしたがい、竿で釣りをしていたら美女がつれた。それを見ていた太朗が末長く添い遂げることを誓い、同じように釣りをしたら醜女が釣れてしまい。まぁ大変。酷い話です(笑)このお話は元が狂言だそうです。先日同じような話を観ました(笑)
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初日の最終は本日の出演者総出で餅投げと舞台挨拶(カーテンコール的な)
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いっぱいある
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いっぱいある
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いっぱいあるw(゜o゜)w
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ホンマに素晴らしい舞台でした。明日も頑張ってください(^-^)