名古屋市美術館で開催中の『リバプール国立美術館所蔵【英国の夢 ラファエル前派展】(~12月13日まで開催)』に行ってきました。

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名古屋市美術館といえば名古屋市ど真ん中「白川公園」にある美術館。隣の世界最大級プラネタリウムを誇る「名古屋市科学館」に話題が集まり、存在感が薄れがちですが、今回は美術館の方へ。

現在開催中の「英国の夢 ラファエル前派展」作品を所蔵しているリバプール国立美術館はイギリスのリバプールに集まる7つの美術館と博物館の総称。リバプールかつて、工業と貿易で栄えた都市で、多くの美術作品が集められたのだとか。

産業革命により黄金期を迎えたイギリスのビクトリア朝時代。イギリスの美術も黄金期と熟成期を迎え、それまでの作品の描き方を変えて、尚且つ“わかりにくい作品”から“わかりやすい作品”へシフト。ルネッサンスの巨匠ラファエロ以前の美術を理想として、ボクでも良く分かる作品が多く展示されていました。

アダムとエヴァ(イブ)の『楽園追放』、すんげーかわいい“こだま”の妖精が近くで想いを寄せているのに水面に写る自分の顔に恋する『エコーとナルキッソス』、特に意味はないけれどおじさんと2人の孫を馬に乗せた『いにしえの夢』などが展示されており、人が込み合うこともなく、落ち着いて一点いってん、作品をじっくり鑑賞できるのも名古屋市美術館の良さだなと思うので、都心の美術館おすすめです。

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それでは、また。