毎週金曜日の朝7時から白川町役場前にある「cafe ときどき庵」にて「白川朝カフェ」が開催されています。
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この朝カフェはワールドカフェ形式(ワールドカフェ風)にテーブルにテーブルクロスとB紙(模造紙)敷き、ペンを持ちながら、互いに対話するというもの。議論をすることはなく、もっぱら1週間の出来事や「この頃思うこと」などについて、ただただ対話をする場です。

この朝カフェの主催は白川町の佐見という地域で「エゴマ」をはじめとする有機の農作物を栽培販売しているGOEN農場の服部圭子さん。圭子さんは、今年話題になった「エゴマ」についての第一人者であり「日本エゴマの会代表」「白川町議会議員」という肩書きも持つ女性です。

昨年12月から毎週コツコツ参加していた“朝カフェ”1月頃には参加者が10人の会もあり、白川町外からも朝カフェだけのために来てくれる方もいて、毎週盛り上がりをみせました。毎回テーマを決めそれについて話を進めたり、棚ぼた的ではありましたが、岐阜新聞に掲載されることもありました。
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白川町地域おこし協力隊の天川くんや村上くん、山本葵ちゃんが毎週のように参加してくれますが、最近は協力隊のメンバーがイベントなどで参加できないときには、圭子さんとボクの2人で「朝カフェ」をしていることもあります。


ではなぜ、たった二人でもボクが「朝カフェ」に参加しているのか?というと、3つの理由があります。

1.『1年間は参加すると宣言したから』
1月最初の「朝カフェ」でボクは皆に「この朝カフェは素晴らしい取り組みだから1年間参加し続けます」と、宣言しました。あまり大きな声で言うことでもなかったのですが、この「白川町で毎週、ワールドカフェのイベントを朝から誰でも参加できる形で開催している」のは、全国探したって、そんなにない。昼間とか、たまにとかなら開催していたり、ある程度都市部なら開催されているだろうけれども、名古屋市ぐらいの面積(未確認w)に、9000人も暮らしていない山林面積9割で1年間に50人も子供が生まれていたのが数年前の話の、このまちで金曜日の朝から、これをやっているということが、素晴らしいなと思い、まず自分が参加して、来て、この活動を続けていきたいなと思ったのが1つ目の理由です。

2.『話を聞いてもらえることが新鮮だったから』
1年前、はじめて朝カフェに参加したとき、圭子さんが、ボクの話をスゴく真剣に聞いてくれたんです。大したことじゃないけれども、ボクがいままでにしてきたことなどを話していたら、スゴく真剣に話を聞いてくれて。ただ、それだけなんだけれども、それが白川町に戻ってきて1年間なかったなぁって思ったんです。普段、自分の思っていることを長々と話すことをしていなかったし、自分の素直な気持ちを誰かに直接話して伝えるとをそれほどしていなかったので、それがただただ嬉しかったからというのが、参加し続けている2つ目の理由です。

3.『議論をしない。否定をしないというワールドカフェのルール(エチケット)のもとで開催されるから』
朝カフェはワールドカフェ形式で開催されます。ワールドカフェに参加したことがない方には想像が難しいかもしれませんが、模造紙とペンを用意して、テーマにあわせて、時間を区切りテーブルごとに対話して時間が来たら席を変え、また同じテーマで対話するため、少数グループで多くの人と対話ができる手法を用いた“新しい会議”とも言われています。ワールドカフェの大切なルール(エチケット)が“否定をしない”です。自分の意見と違う意見がでると、反論したくなることもあると思いますが、まず話を聞く。話を遮らず、受け入れる。そのうえで、対話をする。だからこそ「安心」して話をすることができる。これでも、ハートがチキンなので、否定されるようなこととか、相手が興味なさそうな話題は基本的に会話で話すことのないボクですが、どんな話でも受けとめてもらえることが参加している3つ目の理由です。


白川の「朝カフェ」には、これからも圭子さんが続けると言われる限り、できるだけ参加していきます。たまには、いままで参加したことがなかった人のお話も聞いてみたいな。最近、参加できてない方の、近状も伺いつつ、素敵なまちにまたステップアップしていけるように、これからも毎週金曜日に珈琲飲みに行きます(^-^)