岐阜県美術館で1月17日まで開催中の企画展『もうひとつの輝き 最後の印象派』を鑑賞してきました。

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19世紀にフランスで保守的なアカデミーに認められない芸術家集団が起源となった運動を『印象派』といいます。この新しい流れが1900年のパリ万国博覧会の芸術の中心となり世界に広まりました。そして、その後どうなっていったのかについて作品とともに紹介されています。

『印象派』の作品は屋外で自然の光を大切にしていするので、作品の色合いとかが美しいものが多い。まぁ、なんか全体的に色が薄いので、はっきりした色が好きな人には物足りないかも。(勉強不足でした\(_ _))

もっとも、『羊飼いと羊の群れ、夕暮れの海岸』は夕暮れの色合いが素敵でした。『リュクサンブール公園の午後』はパリの公園で着飾った人たちが午後のひとときを楽しんでいる様子が描かれており、この1枚みてもパリがオシャレで豊かな街だったんだということが理解できます。

こちらの企画展は1月17日(日)までと、もうすぐ終了なので気になる方は今度の週末に岐阜県立美術館へ。

また、所蔵展の方では岐阜県ゆかりの芸術家の作品が展示されているのですか、一番印象が大きかったのが、展示室に入った瞬間に感じた木の匂い。なぜだろうと思ったら、木に直接絵が描かれていました。ああ、こういうのアリだな。

毎度まいど、美術館を訪れるために思うのですが、美術館は作品を主役とした空間演出の場。作品を活かすも殺すも展示方法によるところも大きい。大きな空間に大切に展示された作品。照明や他の作品との関係性、距離感、来館者に分かりやすく、それでいて簡潔な作品紹介、時代背景の紹介…。こういうの好きだな。そして美術館に行くと世界史の勉強になる(笑)昨日よりちょっと知識が深まったかな。

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岐阜県美術館には白川町の辻オルガンで製作されたパイプオルガンがあります。毎月第2日曜日の午後2時から定期演奏会が開催されているとのことです。

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