今月、2冊目は石原慎太郎さんが一人称で書いた、田中角栄氏の自伝的小説『天才』。

田中角栄と言う人を、僕はもちろんリアルタイムでは知らない。TVから得た情報がほとんどで、パンダと高速道路とアメリカのロッキードっていう会社の印象が強かった。いまなお、日本の政治への影の影響を感じる。北海道に新幹線を走らせたのも、日本中に高速道路をつくったのも田中角栄という政治家なしには実現しなかったであろう。

本書を読んでいると、ロッキード事件は、昨今の検察のでっちあげ事件同様のものを感じるが真相は知るよしもない。



今さら、なにゆえ「田中角栄」。この本、結構売れてるみたいですね。新聞広告読んでamazonで買いましたけど、書店行くと堂々と置いてあるし、好きな人は結構いるだろうし。文字も大きくて、難しいことは書いていないので、さくっと読めます。ボクにとっては新鮮で、戦後の日本、今日の日本をカタチをつくった偉大な政治家なのだと思うのでした。


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