この本は、本当に三島由紀夫が書いた本なのかー!

というのが、率直な感想。

めっちゃ、面白い。この前の『命売ります』より、断然好きだし、面白い。「命売ります」を読んですぐに『三島由紀夫レター教室』を読んだからかもしれないけれど、孤独な男が自殺に失敗する小説よりも、年齢も立場も違う5人の男女のリアルな人間模様が展開されるのがなんとも面白かったです。


全文、登場人物の「手紙」によって構成された小説だというのも、読みやすい要因なのかな?さらっと一気読みできます。

帯のコピー通りの感想を持ちました(笑)

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p.s.こんなのが文中にありました“何でもご馳走してくれる、というので、僕はいろいろ考えた末、イノシシ、タヌキ、シカなどを食べてみたい、まだ食べたことがないから、といいましたら、両国の古い料理屋へ連れて行ってくれました”p205。 おおー!両国の料理屋行きましょう(笑)