著者は東京大学文学部卒で東大の教授、総長と歴任された蓮實重彦氏。最近、話題となったのがこの『伯爵夫人』が第29回三島由紀夫賞を受賞した際の記者会見での受賞に対して“はた迷惑な、話だ”などと発言され、ネットで炎上しました。
さて、会見については受賞の翌日にニュースで知り、当時は関心は持ったけれども、読もうとまでは思わなかったのですが、後日、同じく三島由紀夫賞を受賞された2人の作家さんの『蓮實さんて、ものすごく正直な方だよね』などという話を聞き、Amazonで予約したのが1ヶ月前の話です。
それから、一月が経ち、Amazonから届いたのが昨日。んで、読んでみました!
具体的にどうなんだとかは、東大の総長までつとめられた方の著書なので、ご遠慮しておきますが(笑)
“日本語で書かれた文学史上最高のエンターテインメント・アナーキズム!至福の読書体験。抱腹絶倒!読まない奴は「おみを玉」をくらえ!”と中原昌也さんが、コメントを書いていますが、そんな感じです。一部、意味がわかんないところもあると思いますが、読めばお分かりいただけるかと思います。
あと、10ページぐらい読んだところで、この本で三島由紀夫賞受賞して、表に出されるのは“はた迷惑”というのも、分からなくもないという感想を持ちました。はい。僕も、この『伯爵夫人』の記事が拡散されたら困惑します(笑)
興味がある方は読んでみると面白いと思います。きっと、下半期話題の一冊にはなると思います。
最後にざっくり一言で言うと「めっちゃ、頭のいい人が書いた、日本文学史上最高の官能小説です」はい。
p.s. 頭のなかを一度リセットしてみたい方には、強くおすすめします!脳内ゆすぶされます。