みに行きたいなと思いつつ、1年ぶりに“狂言”は『名匠狂言会』でした。東京・名古屋・京都の能楽師が名古屋に集まり狂言を演じるこの会を今年もまた鑑賞してきました。

名古屋能楽堂は2回目。毎回、あの能楽堂は素敵ですね。今回はチケットを一般販売日に買いに行きましたが、昨年座っていた“正面”の席は完売して、中正面の“まさか”の一番後ろの席になりました(笑)まぁ、年イチのイベントなのでね。チケット取るの大変ですね。

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今回の演目は「宝の槌」「川上」「二人袴」でした。

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京都・大蔵流の『宝の槌』は、主人に宝を買ってくるように言われた太郎冠者が京都に行き、そこで詐欺師に宝物だと騙されて、太鼓のバチを大金で買わされるというもの。主人に“馬を出せ”と言われるも、出せない。その、言葉に出せない焦りを演じるのが見所。

東京・和泉流の『川上』は、目の見えない主人が地蔵に目が見えるように頼んだところ、悪縁の妻と別れるのを条件に目が見えるようになったが、妻が怒り地蔵を罵倒するなど別れないでいたら、再び目が見えなくなったというお話。

名古屋・和泉流の『二人袴』は、婿に行く息子と父親が一緒に舅(しゅうと)のところに行くが、袴が1つしかなく、何度も入れ替わるものの最後は袴を引き裂き、親子で舅のところに行くのだが、2つに引き裂かれた袴がバレるという喜劇。

狂言にも喜劇があって、まぁ、狂言は、そのものが喜劇のようなものだけれども『二人袴』は分かりやすく面白かったな。

どれも、狂言なので使っている言葉は、僕らが使うようなものでもないし、舞台みているだけでは内容が把握できないものもあるけれど、そこは解説とあらすじを冊子で確認してから鑑賞するとよく分かります。

最近では狂言を字幕つきで海外でも演じられたりして、フランスなどではとても好評だったようです。こういう、ショーは今も昔も、いやあえて今だからこそリアルな伝統的な舞台(ショー)がもっともっと見直されて注目されてほしいなと思います。加えて、名古屋は芸処と言われながら、昨今“文化が不毛だ”とも耳にしますが、これは劇場なりイベントなりに足を運び、 大切に育んでいくしかない。狂言は野村万作さんや萬斎さんが注目され、この2人が来るなら人も集まるけれど、限度がある。狂言、面白いと思うんだけどな。