昨夜、FBに“明日、可児で地域活性化系に興味がある人は絶対に行った方が良い講演があるから、行こう!”という投稿をしようと思ったけれど、二の足踏んでやめたけれど、やっぱり、投稿しておけばよかったと後悔しているところです。今夜の講演、めっちゃ面白かった。これが、タダとか可児市というか(株)橋本というか、誰かしらないけれど太っ腹です。しかし、200人定員も満席でもなく、んでもって、全力で「オガール」を聞いたこともない人が大半だったということで、なんというか、なんというか、もったいない。
いま、最も注目されている「民間主導の公民連携のまちづくり」の事例。よくあるのは、補助金を使ったり、人が集まってうまくいっているような事例に見えるんだけど、実際は儲かっていないとか。そういうのって、きっとたくさんあるんだけど【オガール】はやっぱりスゴい。
今年の年明けに、NHKのお昼のラジオ番組を聴いていたら、岩手の「オガール」の岡崎さんが「オガール」について話していて「なんだ!この人、めっちゃスゴい人じゃん」というのをラジオを聴きながら興奮して聞いていたのが、1ヶ月半前。スグに、ググったら、出てきた【オガール】 。
それが、先日、名古屋で木下さんの話を聞いていたら、オガールの話が出てきて、そんでもって、可児市でオガールの岡崎さんの講演会があるということで、今年の一つの波が来た!と思い、可児まで行ってお話聞いてきました。
前振りが長くなってしまったw夜遅いのに(苦笑)
オガールについては、ググってください。たくさん出てきます。
ざっくり、僕の中でまとめると。
岩手県の盛岡市すぐ南にある紫波町(しわちょう)というまちが、JRにお願いしてつくった駅の周辺の土地を28億円で買ったけれども、誰も手をつけずに12年間、「日本一高い雪捨て場」としての利用価値しかなかった土地を、若き建築会社の社長である岡崎さんが町長から依頼を受けて、民間主導の公民連携でまちをつくった!←間違ってはいないと思う。
紫波町は、町役場も古く、図書館もなかった。そして、カネもなかった。カネはないが、土地はある。カネはねいが、図書館は欲しい。
カネがないまちで、図書館をどう維持していくか?それがテーマだった。
やっぱり、まとまらないので、メモ
数年前まで誰も手をつけなかった広大な空き地(現オガール)にあるもの
※補足:「オガール」とは、岩手の“成長”という方言。+ガールが駅という意味。
・木造の町役場→町の木材を使った最大級の木造町舎
・図書館→開館10分前に発声練習をする、気合いと魂の入った町営の図書館。近隣からも利用者がある。図書館を普段利用する気も無い人に図書館を利用してもらうために、たまに居酒屋もやっている。
・マルシェ→オーガニックのお店。めっちゃ気合い入っている。
・オガール広場→昨年178回有料で利用。そのうち150回はBBQ。オーガニックマルシェが一番人気。1日で1万人来る
・保育園→隣に小児科→隣にパン屋
・クラウドファンデングで資金を集めたボルダリング施設にアウトドアショップ
・ 日本で唯一の「バレー専用体育館」→岡崎さんは岩手県の選抜チームの監督兼ナショナルチームのスペシャルアドバイザー→バレーのアカデミーもやっている。→床材を五輪使用もものに→リオ五輪に呼ばれた→東京五輪前にどこかの国が合宿に来る→Vリーグの合宿にもくる→日本中に野球場はあるけれどもバレー専用体育館はない。だからこそ、つくることにメリットがある。→けど、税金ではつくれない。→宿泊施設もある→朝食はマルシェで出せる→この「バレー専用」という視点が「ピンホールマーケティング」
気になったキーワード
・木質チップで熱供給→エネルギーと食料の自給ができれば国に頼らなくても生きていける(先週、岩手行ったけれど、岩手のペレットストーブ率の高さやばい。わんこそば屋にも、空港にもペレットストーブあった)
・H20年~協働のまちづくりはじめた。→町長が先進的でスゴい人だった。
・循環型のまちづくりもその頃はじめた。
・自分たちのまちは自分たちでつくる→国の補助金に頼らない
・当初は駅前の28億円の空き地に143億円のプロジェクトをしようとしていた→役場の移転や図書館の建設など。だけど、そんなカネはなかった。
・紫波町は3万人のまちだが、半径30Kmに60万人が暮らしている。
・財政支出を少なくしたかった。そのためには、公民連携しかなかった。
・当初は逆風。町からも新聞からも、めっちゃ叩かれた。が、それが、原動力になった。
・使うのは市民。何をしたいかは市民が考えた。
・オガールでNPO法人スポーツアカデミーやっている。
・オガールには宅地もある。57区画(現20区画売った)
・『稼ぐことで公共サービスを維持する』
・“まちの再編集”
・オガールで200人の雇用がうまれた。
・町の人口は減ったが、駅周辺は増えている。
・30歳で実家に戻る2002年。
・県中学選抜のバレーの監督兼ナショナルチームのスーパーアドバイザー
・2億の赤字の盛岡動物園を立て直している。成功したら日本初。
・オガールも動物園も他のことも、教科書もなければ答えもない。
・行政に提案して民間で行う民間主導の公民連携(PPP)
・先進国で最も英語がしゃべられない日本人は日本を捨てない
・どんどん増税しても、日本人は日本を捨てない
・夕張市は「破綻」した→国にお金を返している
・アメリカの自治体は「破産」できる→0からやり直せる
・税金は所得の再配分が目的。行政は民間が稼がないと仕事ができない。
・パブリックマインドをもった民間×プライベートマインドをもった行政
・バレーのアカデミーは人を育てる場。成功して欲しくない大人の話は聞くなと言っている。
・オガールの当初はめっちゃ叩かれた。→やりもしない人から叩かれた→自分よりもできる人がいるといいがかりをつけたくなるのは、人間の性。
・公民連携基本計画を議会で通してからやった。
・お金は銀行から借りた。(銀行は返せるお金しか貸してくれない)
・役場の公民連携室の人事異動なし!→人事異動が最大のリスク
・PPPエージェントの修士論文を書いた。→これがオガールの基礎
・バンカブル…人が投資したい事業
・ニッチテール…誰もやっていないことをやる
・図書館は人が来れば来るほどカネのかかる施設
・地域のなかでどうやってお金をつくっるか?
・アウトドアは先進国でしかできないビジネスだから値下げしない
・オーガルセンターのすべての社長は岡崎さん
・都市型キャンプは絶対に来る
・人を呼べるコンテンツをつくる
・コンテンツ×営業×教育投資
・あいつは生意気だ!と言われたら勝ち。→もう、これ以上言い様がないから。
・なにが欲しいかではなく?どう使うか?のワークショップ
・批判する人はほっておく。人生の時間の無駄
・地価が昨年3.49%あがった。今年は県内ダントツ1位。
・育成ではなく、発掘。
・4月18日オガールサミット開催!
・コンテンツをつくる力は女性の方が圧倒的にある。
・いま、一番注目しているコンテンツは観光×食→世界遺産は1回だけ。食は強い。
・観光×食(オーガニック)
・おいしい食事とワインを飲むこと
本出てます。買いましたw
この本、買うと、紫波町の図書館に岡崎さん分の印税が寄付されます。

いま、最も注目されている「民間主導の公民連携のまちづくり」の事例。よくあるのは、補助金を使ったり、人が集まってうまくいっているような事例に見えるんだけど、実際は儲かっていないとか。そういうのって、きっとたくさんあるんだけど【オガール】はやっぱりスゴい。
今年の年明けに、NHKのお昼のラジオ番組を聴いていたら、岩手の「オガール」の岡崎さんが「オガール」について話していて「なんだ!この人、めっちゃスゴい人じゃん」というのをラジオを聴きながら興奮して聞いていたのが、1ヶ月半前。スグに、ググったら、出てきた【オガール】 。
それが、先日、名古屋で木下さんの話を聞いていたら、オガールの話が出てきて、そんでもって、可児市でオガールの岡崎さんの講演会があるということで、今年の一つの波が来た!と思い、可児まで行ってお話聞いてきました。
前振りが長くなってしまったw夜遅いのに(苦笑)
オガールについては、ググってください。たくさん出てきます。
岩手県紫波町「オガールプロジェクト」 補助金に頼らない新しい公民連携の未来予想図
年間80万人を呼ぶ、岩手県紫波町の「オガールプロジェクト」
10年以上放置された駅前に、年間80万人
岩手県紫波町の「オガールベース」。地方創生で1番学ぶべきは「徹底したメリハリ」
ざっくり、僕の中でまとめると。
岩手県の盛岡市すぐ南にある紫波町(しわちょう)というまちが、JRにお願いしてつくった駅の周辺の土地を28億円で買ったけれども、誰も手をつけずに12年間、「日本一高い雪捨て場」としての利用価値しかなかった土地を、若き建築会社の社長である岡崎さんが町長から依頼を受けて、民間主導の公民連携でまちをつくった!←間違ってはいないと思う。
紫波町は、町役場も古く、図書館もなかった。そして、カネもなかった。カネはないが、土地はある。カネはねいが、図書館は欲しい。
カネがないまちで、図書館をどう維持していくか?それがテーマだった。
やっぱり、まとまらないので、メモ
数年前まで誰も手をつけなかった広大な空き地(現オガール)にあるもの
※補足:「オガール」とは、岩手の“成長”という方言。+ガールが駅という意味。
・木造の町役場→町の木材を使った最大級の木造町舎
・図書館→開館10分前に発声練習をする、気合いと魂の入った町営の図書館。近隣からも利用者がある。図書館を普段利用する気も無い人に図書館を利用してもらうために、たまに居酒屋もやっている。
・マルシェ→オーガニックのお店。めっちゃ気合い入っている。
・オガール広場→昨年178回有料で利用。そのうち150回はBBQ。オーガニックマルシェが一番人気。1日で1万人来る
・保育園→隣に小児科→隣にパン屋
・クラウドファンデングで資金を集めたボルダリング施設にアウトドアショップ
・ 日本で唯一の「バレー専用体育館」→岡崎さんは岩手県の選抜チームの監督兼ナショナルチームのスペシャルアドバイザー→バレーのアカデミーもやっている。→床材を五輪使用もものに→リオ五輪に呼ばれた→東京五輪前にどこかの国が合宿に来る→Vリーグの合宿にもくる→日本中に野球場はあるけれどもバレー専用体育館はない。だからこそ、つくることにメリットがある。→けど、税金ではつくれない。→宿泊施設もある→朝食はマルシェで出せる→この「バレー専用」という視点が「ピンホールマーケティング」
気になったキーワード
・木質チップで熱供給→エネルギーと食料の自給ができれば国に頼らなくても生きていける(先週、岩手行ったけれど、岩手のペレットストーブ率の高さやばい。わんこそば屋にも、空港にもペレットストーブあった)
・H20年~協働のまちづくりはじめた。→町長が先進的でスゴい人だった。
・循環型のまちづくりもその頃はじめた。
・自分たちのまちは自分たちでつくる→国の補助金に頼らない
・当初は駅前の28億円の空き地に143億円のプロジェクトをしようとしていた→役場の移転や図書館の建設など。だけど、そんなカネはなかった。
・紫波町は3万人のまちだが、半径30Kmに60万人が暮らしている。
・財政支出を少なくしたかった。そのためには、公民連携しかなかった。
・当初は逆風。町からも新聞からも、めっちゃ叩かれた。が、それが、原動力になった。
・使うのは市民。何をしたいかは市民が考えた。
・オガールでNPO法人スポーツアカデミーやっている。
・オガールには宅地もある。57区画(現20区画売った)
・『稼ぐことで公共サービスを維持する』
・“まちの再編集”
・オガールで200人の雇用がうまれた。
・町の人口は減ったが、駅周辺は増えている。
・30歳で実家に戻る2002年。
・県中学選抜のバレーの監督兼ナショナルチームのスーパーアドバイザー
・2億の赤字の盛岡動物園を立て直している。成功したら日本初。
・オガールも動物園も他のことも、教科書もなければ答えもない。
・行政に提案して民間で行う民間主導の公民連携(PPP)
・先進国で最も英語がしゃべられない日本人は日本を捨てない
・どんどん増税しても、日本人は日本を捨てない
・夕張市は「破綻」した→国にお金を返している
・アメリカの自治体は「破産」できる→0からやり直せる
・税金は所得の再配分が目的。行政は民間が稼がないと仕事ができない。
・パブリックマインドをもった民間×プライベートマインドをもった行政
・バレーのアカデミーは人を育てる場。成功して欲しくない大人の話は聞くなと言っている。
・オガールの当初はめっちゃ叩かれた。→やりもしない人から叩かれた→自分よりもできる人がいるといいがかりをつけたくなるのは、人間の性。
・公民連携基本計画を議会で通してからやった。
・お金は銀行から借りた。(銀行は返せるお金しか貸してくれない)
・役場の公民連携室の人事異動なし!→人事異動が最大のリスク
・PPPエージェントの修士論文を書いた。→これがオガールの基礎
・バンカブル…人が投資したい事業
・ニッチテール…誰もやっていないことをやる
・図書館は人が来れば来るほどカネのかかる施設
・地域のなかでどうやってお金をつくっるか?
・アウトドアは先進国でしかできないビジネスだから値下げしない
・オーガルセンターのすべての社長は岡崎さん
・都市型キャンプは絶対に来る
・人を呼べるコンテンツをつくる
・コンテンツ×営業×教育投資
・あいつは生意気だ!と言われたら勝ち。→もう、これ以上言い様がないから。
・なにが欲しいかではなく?どう使うか?のワークショップ
・批判する人はほっておく。人生の時間の無駄
・地価が昨年3.49%あがった。今年は県内ダントツ1位。
・育成ではなく、発掘。
・4月18日オガールサミット開催!
・コンテンツをつくる力は女性の方が圧倒的にある。
・いま、一番注目しているコンテンツは観光×食→世界遺産は1回だけ。食は強い。
・観光×食(オーガニック)
・おいしい食事とワインを飲むこと
本出てます。買いましたw
この本、買うと、紫波町の図書館に岡崎さん分の印税が寄付されます。
