昨年の11月から受講してきた【白川町担い手養成講座】もついに、実践編に突入して、戦々恐々の西野です笑。ちょーオモシロくて、ちょータメになって、ちょーオススメの講座ですが、ついにこの講座で学んだことを実行するときがきました!



3月29日(水)白川町の白川北ふれあいセンターで【白川おいでるサロンin白北地区】(第7回白川町担い手養成講座)を開催しました。これは、よくある“まちづくりの会議”や“ワークショップ”の多くが大人の男性の参加者となり、一部の参加者の声が“地域の意見”として取り上げられることが多いなかで、この“サロン”では“その地域”の住民だけではなく“その地域”の外からの参加者も半分で、小学生からお年寄りまでの誰もが参加して、地域を元気にする“アイデアの種”を見つけ、楽しく地域について話せる場をつくり、最終的には地域の課題を解決することを目的とした活動です。

今回の講座は実践編です。準備、運営を自分たちで行うというもの。そして、今回のサロンで、僕は、なんと“全体進行”という名の役割を担うことになり、ヤバって思っていたら、前日にみみさんに怒られ、当日を迎えることになりました。全体進行といっても、ほとんど当日までお任せすることが多くて、当日も全然、使えなかったんですけど…。今回の運営のスタッフのメンバーが素晴らしすぎて、僕がなにもしなくても、なにもできなかったけど笑。スンゲーなにも問題もなく、スンゲーいいサロンになりました。


この第7回目の講座の“全体進行”の役得は、なんとていっても釘山さんの隣で“ハト”になれることです。いまさらですが、釘山さんマジですごいw。(はじめ、このおっさんやマジでヤベーとか思っていてごめんなさい)隣でお話し聞いていたり、他のスタッフへの指示や全体の運営やグループごとの状況の把握など多岐にわたり、やっぱスゴい。話し方1つとっても、釘山さんが話すと、場のみんなが話しを聞いていますから。同じ場所で僕が話しても誰も聞いちゃいないw。マジで、何が違うのかなー。ね、スゴいっす。

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ここまで、西野は何もしていないけれども、他のスタッフがスゴくてサロンは成功して、釘山さんはスゴいとしか書いていないので、昨日の全体をご紹介します。



今回は、3月ということで(白川町は4月3日に「ひなまつり」を行います)ひな祭りをテーマに会場の飾り付けやグループ名をつけて開催しました。参加者はスタッフ30名ちょっと、参加者30名より少ないぐらいで全体で60名ほどが参加しました。スタッフはそれぞれに役割を持ち、全体進行は事務局も兼ねている地域おこし協力隊のいっしょうさん、司会は協力隊の葵ちゃんと、役場職員の鈴村元秀さん、各6名の全8グループそれぞれの補助ファシリや会場の設営、掲示物の作成、サロンの写真や動画の撮影をする記録、受付、音響、サロンの説明、主催者挨拶、アイスブレイク、プレゼント、備品、マスコミ対応について、それぞれに役割を持ち、それぞれに素晴らしい役割を果たした会でした。

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サロンのオープニングは小学生のチアダンス。6年生が中心のチームで、このステージがラストということで、素敵なステージでした。(実はこれだけ白川町にいて、ちゃんとチアのステージを生で見たのは今回が初wマジマジ。なかなか、じっくり見る機会はなかったので、釘山さんの隣で、釘山さんと「スゲー」と言っていましたw)

チアに参加した子たちも各グループに参加してサロンがスタート。司会の2人の軽快なトークが進み、 4月に「人生の楽園」という番組に出演するコスプレした岩佐さんの主催者挨拶と続き。。。

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司会の元秀さんの酷いフリに葵ちゃんが懸命に返していくとい展開でサロンの序盤は進んでいきました。

場の雰囲気が、話の内容を変える。今回の講座の大きな学びの1つです。会場の飾り付けも素晴らしいです。“君の活動は。”もっと拡散して欲しい。 

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今回の話し合いのテーマは“地域の絆をさらに深めるアイデアを出し合おう!” でした。(よくある、地域の話合いでは“課題”について取り上げられることが多いけれども、課題はこの何ステップがあとに話し合うことであって、はじめのステップは誰もが話し合いに参加できる楽しい話題からスタートするのがこのサロンの流れ)

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まずは、各自でポストイットに記入。からの、グループ共有。(ただ、ポストイットに書いたことを紹介するのではなく、1つひとつの意見を大切に扱う、これを“トランプ式”というそうですが、現在改名を検討中だそうですw)ただ意見を出して、そこからいいアイデアを採用するのではなく、このアイデアの種をグループ全体で膨らませていく“付け足し”がミソ!声の大きな人や誰がだした意見ではなく、それをみんなで育てていく、こと。

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このアイデアの共有、そして絞込。途中までは、どのグループも“ありきたり”でした。ほんまに。けれども、そこで釘山さんが“新聞に載るようなネーミングや固有名詞(○○川とか)をつけると変わる。投票したくなるようなネーミングが大切!”と言ったところ、ほんの数分でどのグループも変わった。本当にオモシロくなった。そして、各グループの発表。めっちゃ、オモシロかった。

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小学生の女の子の発表なんて、スゴいですよ。名女優並みのプレゼン力を発揮していて、まわりの大人のハートをガッツリつかんでいた。スゴいね。大人の中だと、白川のドラマ(「岐阜にイジュー」の撮影をされている高明さんがサロンに参加されていたのですが、高明さんのプレゼン最高でした。マジで、オモシロかった。みんな爆笑していた。オモシロすぎて途中から動画を撮影していました。が、いまのところYouTubeにはあげませんw)

どのグループも素晴らしいプレゼンの発表のあとは、参加者1人3つの赤色シールで投票。これで、順位が決まります。(1人3票の赤色シール投票。良いっす。これ使える。で、ここで大切なのは、どんな内容か以上にネーミングとインパクトとプレゼンです。一番大切なのはネーミング)

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今回、断トツで一番票を集めたのは【白川ハイタッチデー】でした。これが、スゴいのは、プレゼンで、その場でみんなでハイタッチしていた。そして、プレゼンした女の子のプレゼン力もめちゃレベル高かった。しかも、これね、お金かからないですよ。ハイタッチするだけですからね。
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「手紙を出す」とか(これは、高明さんのプレゼンがスゴかったw)

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とか、他にも『1日に8000のありがとうが生まれる町』(白川町の人口8000人)や『白川橋から叫ぶ心におたけびコンテスト』とか、

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とか、

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と、いった感じで。(すいません、ちゃんと写真とってなくて。。。)

素敵なアイデアがたくさん出ました。


よくある、地域の話合いや、ワークショップに参加するには大人の男性がほとんどだけれども、今回は小学生の女の子も多く参加してくれました。釘山さん曰く「小学生が楽しんでくれたら成功だ!」と言われていましたが、まさに彼女たちの活躍によって、このサロンは成功しました。やっぱね、まわりの大人たちが地域について楽しく語り、自分たちもそれに参加して楽しいなーと思っていたら、地域への愛着は自然に出てくるし、“なにもない”“つまんない”とかそういうのではなく、いかに面白くしていくかという視点で自分たちの地元を見つめることができる大人になれるのではないか?そんな風に思うのです。だから、このサロンは本当に良かったです。


次回は、4月22日。黒川ふれあいセンターで開催です。

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追記:実は、この日は体調がすこぶる悪くて、チアが始まったころから、しんどかったのですが、帰るわけにもいかず、片付けを終えたら、フラフラしながら家に帰り、そのまま12時間寝ていました。苦笑。今朝からは無事に元気になりました。以上でーす。