なんとなく、落合宿にいってみたら中山道の宿場町をめぐってみたくなった。ちょうど、岐阜県での中山道の観光パンフレットも多くみるようになったし、ちょっとまわってみようかなーと思ったので岐阜県内17の宿場町をめぐってみました!

「中山道」とは、江戸時代の五街道のひとつ。東海道と並び、江戸の日本橋から京都の三条大橋をつなぐ道。東海道が太平洋側を通るのに比べ中山道は内陸をいきます。距離も高低差も中山道の方が長く険しいのですが、東海道が海沿いのため川を渡れなかったり、箱根越えが難しい場合などは、中山道が利用されていたようです。中山道には旅人が休む“宿場”は69あり、これが「中山道六十九次」と呼ばれています。


大垣市にある中山道56番目の宿場町「赤坂宿」。こちらの宿場町は、かつて川を利用して船で荷物を運んでいた時代の港があったり、大理石や石灰がいまでも掘られている鉱山の近くになります。
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道路沿いにかつての宿場を思わせる建物が続き、十六銀行もご覧の通り。
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赤坂宿が歴史的に有名なのはこちらの出来事

江戸時代末期の文久元年(1861年)、皇女和宮が降嫁した際、大行列一行が宿泊しましたが、赤坂宿ではそのために中山道の街道沿いにあった古家の建替えや空き地に新築を行い、54軒もの家が建て直されました。街道からの見栄えをよくするために表側だけが二階建てという珍しい家です。これが世に聞く「お嫁入り普請」です。引用:大垣西美濃観光 水都旅

中山道では各地で、皇女和宮の嫁入り行列のイベントがおこなわれていますが、赤坂宿ではかつて、そのために建直しをしたようです。しかも、街道から見栄えをよくするために。スゴいですね。

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赤坂宿に訪れたなら、是非行ってみたいのが「金生山」です。こちらには「金生山化石館」なるものがありますが、それよりさらに上ったところには「明星輪寺(みょうじりんじ)」というお寺もあります。この道中、めちゃんこ急な坂道ではありますが、ここから濃尾平野を一望することができます。4WDの車でないと少々心配になるほどの急勾配ですが、天気がよければ行ってみたいスポットですね。
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「赤坂宿本陣跡」


「明星輪寺」