とくに予定はなかったけれど、とりあえず名古屋まで来て、スタバでコーヒーを飲んでいた。「そうだ、映画に行こう!」と思い立ち、名古屋駅から徒歩すぐのミニシアター「シネマスコーレ」のWebサイトをみた。


“廃校危機を乗り越える答えがここに”

面白そうじゃん!

ということで、シネマスコーレへ。

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観客は僕を含めて10人。平日の朝だし、名古屋の人は、ほとんど知らないだろうから、こんな感じかな。


ドキュメンタリー映画。

冒頭は関係者のインタビューから。

小学校の成り立ちから、廃校が検討された経緯。そのときの状況。

栃木県宇都宮市にある城山西小学校1875年創立。児童の減少が続き、市内唯一の複式学級となる。そして、複式学級が5年以内に解消されなければ廃校と検討されるまでになった

“小学校がなくなる”

地域への衝撃は半端なかった。

学校に新しく赴任した校長先生と地域の人が立ち上がる。

国から「小規模特認校」の指定を受け、宇都宮市全域からの受け入れが可能になった。市内全域から新入生を受け入れ児童数を増やす取り組みがはじまった。

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(シネマスコーレWebサイトより)


2005年に全校児童数35人にまでに減少した城山西小学校は学校独自の取り組みと、地域の連携により児童数が現在では100人以上となり、複式学級は解消され廃校の危機を乗り越えた。


後半は涙がちょちょぎれてきた。

こんな、感動するとは思わなかった。

廃校の危機にある学校が、危機を乗り越え、児童数が急激に増加することは、全国的にほぼなく、その中で、この小学校が成し遂げたことはまさに“奇跡”

学校の存続を叫び訴えるのではなく、廃校にさせないと立ち上がる地域の人たち。子どもも孫も小学校に通っていないけれど、小学校に関わるおばあちゃんたち。そして、増える児童。


“廃校の危機を乗り越える答え”とまでは言わないけれど、ヒントはあると思う。

感動しちゃった。

ちなみに、ナレーションはダイアモンドユカイさんです。

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この映画はクラウドファンディングで260万円を集められました。エンドロールには支援者の名前が流れます。