人生の行き詰まりを感じて、アフリカ大陸のルワンダでタイ料理店をはじめたシングルマザーの話です。

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前半はそんなに面白くなかったけど笑。だんだん、好きになっていった。

「ルワンダ」はアフリカの内陸にある国。海は遠く、貧困国であるが、現職の大統領のリーダーシップのもと国民は一致団結して、凶悪犯罪は少なく、外国人にもシングルマザーにも優しい国だという。一方で、1994年の「ルワンダ虐殺」により約100日の間に100万人(人口700万人)が殺された歴史がある。虐殺(ジェノサイド)から26,7年を経て、経済成長を続ける一方で、多くの国民はいまだ貧困層であり定職についていない人も多いようだ。

新型コロナウイルス感染症による影響も大きく、ロックダウンが6週間続き、国民の6割が収入ゼロになったとか。日本が“自粛”でやりすごす一方で、ルワンダは最初の感染者発覚から1週間でロックダウン開始。具体的には“正当な理由がない外出をしたら逮捕、罰金”である。夜も7時が門限で、外出していたら捕まる。車の中でマスク外しているだけで捕まる。ランニングももちろん禁止。コロナ対策はところ変われば、いろいろですが、日本は比較的自由だったと思う。

一方、ルワンダの隣国「タンザニア」は“国民が3日間神にお祈りしたのでOK”と、昨年5月に感染者を数えるのをやめ、マスクも解禁。その結果、ルワンダでの感染者の多くはタンザニアの運転手だったりするのだとか。ちなみに同じく隣国の「ウガンダ」はコロナウイルスでの死者よりコロナ規則を破って処刑された人の数の方が多いとか…。



先日、この本を読んで、


アフリカ大陸の中でも、「ルワンダ」の紹介が比較的多めで、ルワンダは素晴らしい国だというので、紹介されていた本書を、ポチったですが、「ルワンダ」印象が180度ぐらい変わった笑。やっぱ、ルワンダ大変だわ笑。



結果的に、すごく面白い本だった。いままで、あまり知らなかった「ルワンダ」のことやら、ルワンダに暮らす人たちのことやら、日本人がルワンダに料理店を開きにいくとどうなるのか?といった話がぎっしり詰まっていて、面白かった!


到底、どうしようもないことでも「きっと、全部、大丈夫」と言って生き抜いていく、ルワンダの人の底力の凄さをこの本から感じた。