今年(2021年)の夏も、全国で豪雨となり水害による被害が各所で起きているようです。

白川町でも、河岐地区での飛騨川と白川との合流部で“バックウォーター現象”により周辺の住宅に床上浸水するなどの被害が出ました。また、美濃白川クオーレの里でもキャンプ場が水に浸かり、バンガローが床上浸水する被害も出ています。

そんな、白川町では53年前の昭和43年(1968年)8月18日に“日本のバス事故史上最悪の事故”である「飛騨川バス転落事故」がありました。

乗員・乗客104人が亡くなったこの事故。

事故について一番詳しく記載されているのはWikipediaかな。

愛知県を出発して、乗鞍岳を目指していたバス15台と乗員・乗客773人は悪天候で白川町で引き返すことに決めたが、そのうちの3台が土砂崩れに巻き込まれ、2台が飛騨川に転落。転落したバスに乗っていた107人のうち生存者は3人。


Wikipediaには当時の状況の詳細が記載されているので、とても臨場感があり当時の緊迫した情景が思い浮かぶ。



衝撃的な事故のためか50年以上を経てYou Tubeにアニメになって紹介されている。

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現場の国道41号線は、いまも山と川の狭間を通り、連続雨量150mmで通行止めとなる。岐阜県の南北を結ぶ主要道路ながら、年間に何度も通行止めになることも多々。そこで、10年後の完成を目指して「上麻生防災事業」が進行中。
尚、バス転落事故を現代に伝える「天心白菊の塔」は令和4年3月頃に取り壊されるとのこと。