上念司さんの著書『日本分断計画 中国共産党の仕掛ける保守分裂と選挙介入』読みました！




はじめは、ちょっと過激かなーと思っていましたが、読んでいると、なかなか腑に落ちるところもあったり。昨今の“国際情勢”をみていると、“そういうことか”と思うことも。

中国では構造的な理由から前任者より、強硬な姿勢を示さないと内部から批判されるようだ。中国の尖閣諸島の領海や領空への“侵入”、台湾の“領空侵犯”の頻度が増しているどんどん過激になっている。結果、いずれ偶発的な武力衝突が起きる。

ただ、中国も日本の同盟国であるアメリカも“核兵器”を持っている。そのため、核戦争にはならない範囲でしか行われない。それが、“過去”の戦争もは違う一面。

“核兵器”があるからこそ、目に見える形での武力衝突は起こりづらい。一方で、ネットやメディアを使った“ハイブリッド戦争”が起きているそうだ。

デマを流したり、突発的な出来事でも、左右問わず過激な人が増えるほど、国内は不安定になる。


反ワクチンや陰謀論をネットに流したりする人がたくさんいると、ちょっとやばい。やばいけれど、言論の自由があることは、それはそれで大切なこと。“自由で開かれた社会”というのが、やっぱり大切。あんまり過激になるのは良くない。で、ちゃんと情報を確かめて、間違ったら訂正するのが、地味に大事なことだったりする。



“あとがき”で、上念さんが、どれか選んでほしいとのことだったのでご紹介。

〈回答1〉
　私のツイッターをフォローしてください。誰が偽物で誰が本物か私がすべて判断してあげます。それから、私は誰がスパイで誰がスパイでないか分かっています。だから、私がターゲットに設定した対象は徹底的に攻撃してください。そうすることで情報ウイルスの拡散を防ぐことができます。　
〈回答2〉
　マスコミの言うことは100％ウソです。ネット上にマスコミと反対のことが書いてあれば、それが真実です。もしそういう情報を見つけたら徹底的に拡散してください。仮にそれがデマだったとしても、人々に警鐘を鳴らす意味で知らしめる必要があります。最後は個々人が判断することですからあなたには責任はありません。
〈回答3〉
　中国は本当に恐ろしい国です。中国を滅ぼさなければ、いずれ日本が滅ぼされます。いま日本に来ている中国人は全員スパイです。そして、中国人と付き合いのある日本人はすべて裏切り者です。まずは国交を断絶し、中国人と裏切り者の日本人を日本から追い出しましょう。そして日本は核武装してアメリカに頼らずに自分の国を自分で守れるようにしなければなりません。憲法改正はそのためにやるのです。

この3つのうち、いずれかで満足したり、満足とはいなくても、どれかを読んで気持ちがスッキリしたなら、あなたは“とても危険な状態”です。いずれも、影響力工作に引っかかりやすい人の傾向にあわせて書かれたものです。

大丈夫ですか？