『養老先生、病院へ行く』読みました!

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養老先生、病院へ行く
中川 恵一
2021-04-08


養老孟司さんといえば『バカの壁』。発行部数450万部。日本歴代5位(上は乙武さん、下はハリポタの秘密の部屋、更に上には賢者の石)。ですが、読んだことはない。ブックオフにたくさんあるのは知っている笑。

養老先生の本は、過去に何冊か読んだことがある。“参勤交代”がいい。みたいな本だったかな。

そんな、養老先生は「病院嫌い」で有名だったようです。もともと東大で解剖学をやっていた“お医者さん”だったのに、病院が嫌い。なんでも、“現代の医療システムに組み込まれる”のが嫌だったのだとか。

ちなみに、もともと本の存在は知っていた。けど、買うには至らなかった。けど、買ったのは祖母が先日入院したから。そんなこともあって、養老先生の本を読んでみたくなったのです。

とても読みやすい本でした。普段、本を読まない人でも、すらすら読めそう。

本の内容は、“養老先生、病院へ行く”を軸にしながら、養老先生と東大病院の中川先生の話が展開されます。

昨年、病院嫌いの養老先生が、病院に行って中川先生(大学の教え子)に診察をしてもらい、九死に一生を得えたこと。養老先生は病院が嫌いなのに、飼い猫は2日に1回、病院に連れて行ってことなど。

読みやすいなかにも、コンパクトに大切なことが凝縮されて、本として最高でした。

『ライフスパン』の話や、“猫は未来のことなど気にしない”話、“コロナ”、“ワクチン”、“ガン”なんかの話も興味深かったというか、心地よく読めた。



他には、“自分の死は自分の問題ではない”とか、がん検診は受けた方がいいという話。がん検診の受診率を上げることは、社会にとってプラスになる。

本をまとめて、こうだ!みたいなことは、特にないですが、ほんわり全体として、いい本です笑。