2022年が、どんな1年になるかわからない。けど、近未来にどんなことが起こるかは、なんとなく予想できる。それが、どんなカタチで、いつ起きるのかはわからない。コロナのように、突然やってくるのか、気がついたらそうなっているのか。

例えば、ガソリンの値段が上がった、電気料金が上がった、小麦粉の値段が上がった、雇用保険料が上がった…なんていう、なんとなく上がったものは、この先もきっと上がり続ける。

【GAFA/ビッグテック/テックジャイアン】
Netflixの月会費、アマゾンプライムの会費、iPhoneの値段は上がり続ける。iPhoneなしでは、Amazonなしでは、生きていなくなる(既になっている)。Amazonが通販の領域のみならず、物流や様々なサブスクでの影響力を増す。Microsoftはパソコンの中だけではなく、街全体、都市全体のシステムの中で欠かせない存在となる。FacebookはSNSの領域から仮想空間にシフトする(既にしている)。Netflixは日本のTVを駆逐する。Googleは検索されなくなっても、そこにいる笑。

【気候変動】
世界の平均気温は上がり続けて、暑いところはより暑く、寒いところはやっぱり暑くなる。雨が降るところは更に降り、降らないところは全く降らない。熱波に襲われ人が亡くなり、水不足や食糧難で争いが起き、海面上昇によって都市が沈み、サンゴ礁が消え、美味しい魚が捕れなくなる。台風は巨大化して、日本の集中豪雨は更に猛烈になる。お米が本州で収穫できなくなるかもしれない。

【脱炭素ムーブメント】
2050年「脱炭素」に向けて、火力発電に頼る日本は、電気代が高くなる。ガソリンや天然ガスなどのエネルギー全般のコストが高くなる。石油製品全般のコストが高くなる。「脱炭素」に取り組まない、サプライチェーン(下請け企業)には仕事が来なくなる。アメリカは国土が広いからまだしも、国土が狭く人口が密集する日本での「脱炭素シフト」はアメリカや北欧よりしんどい。「脱炭素」に取り組まない、否定的な企業への風当たりは強くなり株価は下がり、優秀な若い人材は就職先として希望しなくなる。

【世界の人口と日本の人口】
世界の人口は増えるけど日本の人口は減り続ける。世界の人口は毎年1億人のペースで増えていると言われている。一方、日本では島根県の人口ぐらいの人が減っていると言われている。若い力で勢いを増す、アフリカやアジアの新興国と、高齢化と長期停滞が続く日本。

【平均寿命、人生100年時代】
日本の平均寿命は伸び続け、100歳の誕生日を迎える人は年々増え続け、今日生まれた半分の子は100歳以上生きる。70歳や80歳になっても元気に働き続ける人が増える。一方で、介護と医療に関わるお金と人の問題はしばらくは深刻化しそう。まずは「健康」。とりあえず「健康」。なにより「健康」。心と身体の健康、とりわけ「メンタルヘルス」の重要性増す。「年に1回は歯科検診と健康診断」「週に2日の運動習慣」「規則正しい食事と睡眠」あと「身近の人との良好な関係」コレ大事。

【車の電動化と日本の自動車産業】
自動車の電動化は進み、世界全体のEV化が進む。自動車の覇権をヨーロッパが取るのか、アメリカが取るのか、中国が取るのか?いずれにせよ、自動車産業が日本の中心産業ではなくなる。トヨタが日本で車をつくらなくなる日がいずれ来るかもしれない。組立工場が日本からなくなるのかもしれない。世界のどこかの国や地域では、当たり前のようにEVの自動運転車が走り、空を飛んでいるかもしれない。一方、日本では自動運転になれないガソリン車を規制に縛られ重い負担を負いながら所有し続けているかもしれない。

【日本へのインバウンド】
コロナ禍が落ち着けば、世界中から観光客が日本に訪れる。豊かになる国が増え、世界中の人の収入が増え、飛行機に乗り、海外旅行をする人が増える。良いものが“安く買える国、日本”。世界中で物価が上がる中で、賃金が上がらない日本には、世界中から観光と買い物にやってくるお金持ちや、小金持ちがやってくる。極東のちょっと変わった国「日本」。10年後、日本で生き残る道はここかもしれない。

【米国と中国、そしてロシア】
米国と中国が世界の覇権を争う。北京オリパラ後、中国、ロシアがどう動くか。いずれにせよ、アメリカだって国内大変だけど、西太平洋(東アジア)情勢も、ピリピリ。「台湾有事」はくるものとして、その際は、日本にとっても無傷ではいられない。

【南海トラフ地震、首都直下型地震、富士山噴火】
南海トラフ地震は2030年〜2040年頃にかけて、首都直下型地震はいつ来てもおかしくない。富士山噴火は、南海トラフに連動するかも。どれがきても、日本に壊滅的な被害をもたらすとされている。首都、東京は、数年間は正常には機能しないかもしれない。

【所得税と住民税、社会保障費(年金、医療、介護、雇用)の各負担増】
会社員の手取りは、額面上の半分になるかもしれない。いや、時間の問題かもしれない。給料は上がっているはずなのに、手取りは増えない。いや、手取りも下がる。10年、20年前の先輩が貰っていた給料よりも同い年で勤続年数が同じはずなのに賃金が安い的な話もある。その上で、手取りが減って、消費税やその他諸々の税金は上がり、食料品や建築資材の原材料費は上がり続ける。日本人の生産年齢人口が減少して、人手不足が続くので、賃金の安い仕事はそれなりに、あり続けそう。ただ、省人化が進む業界も多そうだ。

【日本の田舎】
日本の田舎の人口減少は、これはしばらく続きます。もう、どうしょうもないぐらいまで減少、衰退したら「希望しか見えなくなる」そこまで待つのも手かもしれません笑。いまの日本の田舎は「世界で最も住みやすい」と思っています。


以前、太平洋をヨットで往復する前の辛坊さんが「いまの日本は人類最強のユートピア(楽園)」だと言っていましたが僕もそんなことを思います。田舎であってもAmazonでポチれば翌日には届くし、電気もガスも水道もあって、4Gの電波は大概繋がるし、Wifiだってある。Netflixで話題のドラマを見られるし、You Tubeの動画はタダでみれる。スマホで世界中の最新情報に触れられる。犯罪は少なく、そこそこ安心して安全に暮らしている。スーパーに行けば美味しい食料品が買えて、コンビニに行けば24時間欲しいものが買える。戦争に徴兵されることもなければ、水を汲むために毎日遠くまで行く必要はない。体調が悪くなれば、どんな病院でも3割負担で治療が受けられ、電話をすれば救急車が駆けつけ、さらに事態が深刻ならドクターヘリが飛んでくる。住むところがあって、着るものがある。コロナワクチンだってタダで打てる。これって、「人類最強の楽園」じゃん。



未来はわかんない。

未来はわかんないけど、

いまは、結構、幸せ。

猫も虎も、過去や未来を気にしない。「いまを生きている」

「諸行無常」とは、仏教用語で「万物は常に変化する」ことを言っている。

「歳月人を待たず」とは、元は漢文で抜粋すると「盛りの年は二度とはない、今日という日は再びは来ない、時に及んでまさに行楽を楽しもう、歳月は人を待ってはくれないのだ」ということらしい。

今日という日は再びは来ない。だから、楽しもう!歳月は人を待ってくれないのだ!


未来は、どうなるかわかんない。

未来は、どうなるかわかんないからこそ、

「明日なんか来るなんて思わず燃えよ」が心に響く今日この頃です。