読みました!『情報と国家』〜憲政史上最長の政権を支えたインテリジェンスの原点〜

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前国家安全保障局長で、長らく日本の“インテリジェンス”として活躍された北村滋さんの初著書。

安倍さんや佐藤優さんが、“いい本だよ〜”ということだったのでポチって読んでみました。

3,300円、500ページの“大作”ということで、国家国政の裏側などが描かれているのかなぁ〜と思っていたのですが、実際は“憲政史上最長を支えたインテリジェンスの原点”ということで、警察官僚時代の論文などをまとめた本になります。

論文をまとめた本にしては、Amazonのコメントも100件を超えて、好評が目立ちますが、読んでみると大変ですwww


メディアとかTwitterなんかでも、“北村滋”さん言うたら、めちゃくちゃヤバくて、裏で日本操っているぐらいな印象操作を感じるけど、そんなことはないかなぁと。


情報”は重要。商売でも情報は大事。国家ならなおのこと。以前の日本の情報組織は200人で、基本はアメリカから情報を貰っていた。アメリカの属国になっていた。それじゃいけない。「うさぎは、あいてをやっつけないが、自分を守るために長い耳がある」この『長い耳』が日本に必要だった…。

僕らが平和に暮らしている裏側で、国家を取り巻く“情報”の重要性は高まっているけど、されど、いままでは情報組織が整備されてこなかった。

国家としての“情報組織”どうあるべきか、いま、どうなっているのか?などなど。


後半印象に残っているのが、「飛騨川バス転落事故」と「大阪万博」を契機として「日本道路交通情報センター」ができた話。