Audibleで『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』聴きました!

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ちょっとむずかしいよね。予備知識が乏しい上に、“図”がないので苦笑。「図1」とかないもん苦笑。

なんとなくの「中国」の歴史の全体感を掴んだ感じ。「中国4000年の歴史」とか言っているけど、日本人の思う感じとは違うよね。

ちなみに、さっき調べたら「中国4000年の歴史」が日本に定着したのはインスタント麺のCMの影響らしい。

で、日本だと「皇室」があって、ずっーと脈々と続いているわけですよ。伊勢神宮があって卑弥呼の時代とかあって、聖徳太子がいたりするわけで、それが永遠と続いている。権力者が源頼朝になろうと織田信長になろうと、「天皇家」はずっと“エンペラー”だった。日本人は、永きにわたって同じ民族で、同じような言葉で、同じような文化で生活してきた。貴族の時代だろうと武家の時代が来ようと、明治維新がおきるとか、いろいろあったけど、それを遥かに凌駕する変化が中国にはあって、日本の常識が中国に通用しないのは、同じ東アジアであっても、歩んできた歴史が違うからなんだろうなと。


中国が「中国」という国名になったのは、つい最近。ちょっと前まで「日清戦争」とかやっているわけで、それまで、「国名」がなく「王朝」の名前で「秦」とか「明」とか「清」とか言っている。

中国は、一貫した歴史が続いてきたわけではなく、侵略されたり、王朝ができたり、倒れたりしながら、“いま”がある。それこそ、数十年前まで「国民政府」が政治をしていて「共産党」が支配していたわけでもない。いまの「中国」が永遠に続くことはない。常に「中国」の歴史は、「国内統合」が課題で「王朝が出来る→倒される」の繰り返し。いまもその歴史の途上だという。

日本は、島国で、昔々に「元寇」があって、攻められたと言われているけど、実際には貿易やりたくて、侵攻するつもりはなかったんじゃないか?とも書いてあった。


日本から見ると中国は多様で複雑。多民族国家で、一貫していない。そんな中での『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』は、思っていたより面白かったです!