あの『スマホ脳』の著者、アンデシュ・ハンセンの新著『運動脳』読んでみました!めちゃくちゃ読みやすい。

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運動脳
アンデシュ・ハンセン
2022-08-19


ざっくり、一言でいうと、“動こう、運動は身体に良い!”ということ。「スマホ脳」とも重なる記述だったり、以前読んだ本に書かれていたなぁーと思うこともいくつもあって、個人的には真新しさはそれほど感じなかったという感想です。とはいえ、それは、結論が普遍的だからなのかなぁとも言える。他の本を読んだり、「スマホ脳」を読んでも同じこと。

“外に出掛けよう”

身体を動かすと、気分が良くなるじゃないですか。結構、当たり前に思っているけど、その理由について、“ヒトは動くことで生き延びてきたから”と。つまり、動かないヤツは生き延びれなかった。長い生物と人類の歴史のなかでは、動き回っているのが日常で、動くことで獲物を捉えて、敵から逃げて、か弱き人類は、生き延びてきた。だから、動くことで、より集中力が高まるし、体調が良くなるし、ストレスの耐性が高まるという。

じゃ、どんだけ、動けばいいのか?というと、ハッキリしたことはわかっていない。5分より30分の方がいいけど、やらないよりは1歩でも動いたほうがいい。できれば、45分ぐらいランニングを週に最低2,3回が最高とか。軽い散歩じゃなくて、心拍数150ぐらいを30分継続するのが良いとも。とはいえ、心拍数150回を普段運動していない人が30分やったら、健康を害するので、はじめは軽いウォーキングからはじめて、慣れてきたら軽く走るのがいいかなぁーとも。まあ、強度(心拍数)×時間がポイント。ダラダラ動くことにあまり意味はない。

健康で長生きしている人って、大概、動いているイメージないですか?精力的に、趣味であったり、仕事であったり、なんでもいいけど、家の居間でTVばかりみている人と、屋外で動いている人では、年齢重ねていくと全然違う気がする。

あ、スマホのアプリの脳トレやら、サプリメントは、バッサリです。そんなことにお金と時間を使うのは、ムダと、バッサリです。高齢者の増えるこの世界で、健康で長生きするための市場はどんどん大きくなるでしょうが、一番大事なのは「運動」です。お金はかかりません。お金はなくても、体を動かすことはできます。スマホの脳トレアプリをやったところで、脳はトレニングできません。ゲームがうまくなるだけです。とのことでした。

まずは、外に出て散歩をしよう。そして、走ろう。でなければ、サイクリングにでかけよう!それが、あなたの脳を最も良くする方法なのだ!