炎上系小説家!?の百田尚樹さんによる『日本国紀(上)』をAudibleで聴きました。


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こちら、言わずとしれた、ベストセラー本。『日本国紀』の(上)。神武天皇から、幕末までの“日本史”を百田尚樹さん流にまとめてあります。日本史の教科書に載っていることも、いないことも。教科書にはのらない、歴史のこぼれ話を含めて、日本の歴史を学べます。

“歴史”の話なので、歴史研究家の方と、対立した認識もあるようですが、これはこれで納得感もあったり。

百田尚樹さんといえば、保守強硬派みたいな印象が強いですが、これを聴いていると、まあ、そうだよね。と思うことも多々。



日本は、昔、女性も平等だった。その代表は「卑弥呼」。卑弥呼は、どこにいたかは、定かではないけれど、“日食”が災いをもたらすと考えられ、その“生贄”というか、責任をとって亡くなった説があるとか。

平安の貴族は、文字を使えた。それは、男性に限らず女性も文字の読み書きができた。「清少納言」しかり「紫式部」しかり。他国では、当時の女性は文字が読めない人が多かった。いまですら、イスラム教が強い国では女性は教育が受けられない。

韓国のハングルは、日本語の平仮名のようなもの。もともと朝鮮半島は漢語と併用だった。ハングルはできた頃には、知識人に受け入れられなかった。ハングルを広めたのは、最近で日本が統治していた時代だという。いまの韓国は、全部ひらがなで書いているのと同じなんだと。

いま、大河ドラマでやっている「鎌倉時代」。ドラマでは、こっからクライマックス!?になっていくけれど、今後、朝廷が権力を奪取しようとして、鎌倉が圧倒的に権力を持つようになった。

鎌倉時代といえば、フビライ・ハーンが攻めてきた「元寇」。結果的に、モンゴル帝国に侵略されることはなかったけど、この時代が鎌倉時代でよかったと。もし、平安時代だったら、侵略されてたと。日本が大和朝廷以来侵略されてこなかったのは、海に隔たれていることが大きい。

「銀閣」という名は、江戸時代につけられた。もともと、銀箔をつける予定はなかった。お金なくては、俗説。

信長は、戦国時代を終らせた男。信長がいなければ、戦国時代は長引いていた。

秀吉は、指6本あった。200名以上の女を抱えていた。


「江戸時代」
もし、幕府が鎖国しなければ、逆に“東南アジア”を支配していたかもしれない。日本は武力があったので攻められなかった。加えて、海に囲まれていた。

大名行列は、どんどん派手になっていった。幕府は質素でいいと言っていたが、見栄はりの大名が派手にしていった。結果的に、大名の財政は困窮したが、経済は潤った。そしてインフラが整備され。都市と地方の交流ができた。江戸の人口が10万人から100万人になった。

農民でも苗字があった。正式には名乗れなかったが、みんなあった。

江戸時代の職業選択は実はフレキシブルだった。

武士が刀を抜くことは、相当なことで、一生抜かないこともよくあった。

寺子屋で、庶民もレベル高かった。江戸時代は、教育レベル高い。女、子供も字が読める。明治維新以後の発展は素地があったことこそ。

柔道は柔術から、うまれた。柔術は合戦からうまれた。空手は琉球でうまれたもの。


江戸は外食産業が発達→世界有数。地方から働きに来た人が多かった。弁当持たずに手ぶら。「うなぎの蒲焼」「すし」「天ぷら」が人気。100万人で7000軒の飲食店。ミシュランガイドの先駆けも誕生。

江戸時代も地震が頻発。津波も。台風も襲来。災害の度に、被災。

農村は農民の自治だった。農奴はいなかった。村祭りなどの娯楽もあった。

たまに飢饉があった。大阪商人も飢饉で餓死した。

天皇は徳川幕府でさえ万世一系を死守。

「目安箱」を設置した。庶民の意見を直接聞くのは大和朝廷以来なかった。目安箱の投書が採用されている。


他にも、いろいろ面白かった。歴史家の方には、批判されている方もいらっしゃるとようです。まあ、そういうこともある。そもそも、百田さんが本の中で歴史家を批判されているので笑。


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