2022年、バズりにバズった成田悠輔さんの『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』をAudibleで聴きました。

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“丸と四角のメガネをしている男の人”といえば、この人しかいない。なんなら、“丸と四角のメガネ”のイラストだけあれば、「成田悠輔」がイコールで浮かぶ。なかなかのタレント(笑)

忖度せず意見することをバンバン言っている成田さん。“イェール大学助教授”という肩書も効いている感じで、TV番組にバンバン出ているのが面白い。ネット番組やらYouTubeにも出ていて、世代を超えて今年、認知されている人ですね。

そんな、成田悠輔さんは、政治には“特に興味がない”そうです。興味ないけど、選挙やら民主主義に“違和感”があるということで、この本を書かれました。

いまの選挙制度は、数年に一度、すべての選択を一つの人物、政党に託す仕組みになっている。けど、それでいいのか?いや、技術的にはリアルタイムで民意を汲み取れる仕組みはつくれるはず。そもそも、“選挙は多数派のお祭り”でしかない。

選挙だと多数派の意見しか汲み取れない。少数の意見をいかすことができる方法があるんじゃないか…とか。

いまは、そこら中にカメラがあって、SNSで発信されているので、それはリアルタイムでAIが意志判断すればいいじゃん。人は、やばいときだい介入すればいいじゃん。そもそも、いまだって「正しい判断」なんてできていないし、責任だってとっていない。それなら、政治家は「猫」でいい。

なるほど。22世紀といえば、あと80年先のこと。それまで、いまの投票による民主主義をやってくのか?そもそも、民主主義も何度か危機があった(共産主義の台頭時に)が、いよいよコロナ対策やら経済成長をみても民主主義でやっていけるかはようわからん。

それなら、AIに判断してもらうっていうのは、いいかもしれない。どうせ、人がやったってうまく行かないのだから。政治家の役割は、アイドルかサウンドバック的な役割しかなくなる。そうなれば、Vtuberか猫にやってもらえばいい。