久松達央さんの『農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~』を読みました!

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タイトルで反発しちゃう人がいるかもしれない。まぁ、いるでしょうね。「農家はもっと減っていい」って、日本各地に耕作放棄地が増えて、農家の高齢化やら従事者が減っている…このままでは、日本の食がヤバい!なかで、「農家はもっと減っていい」なんて言っている人がいたら、頭やばいんじゃない?ぐらいに思うかもしれない。まぁ、ぼくも、10年ぐらい前の僕なら完全にそう思っていた。

けど、実際に、農業している人の大半は兼業農家で、会社員やりながら田んぼで稲作やっているとか、年金もらいながらやっている人も多い。いや、8割ぐらいが兼業農家なのかな。

耕作放棄地が増えているというと、日本の農業ヤバい感がするけれど、「農業」という産業をするのに経済性にあわないから放棄されているわで、都市部の農地は農作放棄地になっていないし、使いやすい農地は、やっぱり使われている。棚田とか、機械の入れにくいところは効率が悪いので農業という産業には適していない。棚田は観光とかそういう方面で活用する必要がなるみたいなことは、書いてあったか動画だったか…。


実は本を読み始めたのは、9月。読み終えたのは1月。4ヶ月もかけているので、前半はあんまり覚えていないのです。それは、ちょっと“話が長い…”。いろいろ引用されているので、面白い話とか、ためになる言葉とかが満載すぎて、話が長い…。んで、読むのに途中で息切れしちゃいまして時間がかかってしまいました…。


久松さんは、有機農業をやっているんです。法人化して、ホリエモンこと堀江貴文さんが、やっているお店にも野菜を提供している。で、最近とくに、有機農業が取り沙汰されるけど、“有機農法でなければおいしい野菜ができないという主張は、MacBookでなければいい小説が書けない”と言っているのと同じだと。有機農業は手段であって、一般的な灌漑農業でもおいしい野菜はつくれる。んで、“有機だから売れるのではなく、売れる人だから有機でできる”というのもよくわかる。



久松さんの想いが詰まった一冊です!サクッとどんな感じか知りたい方は、堀江さんとの対談をご覧ください笑。↓↓↓