アンドリュー・スティールさんの『AGELESS(エイジレス)「老いない」科学の最前線』を読みました!

1673440009687




『ライフスパン』からの何冊目かの「長寿本」です。4冊は読んでるいかな。「ライフスパン」ぽいなぁと思っていたら、ライフスパンを参考にしているところもあるみたい。ライフスパンの方が読みやすかったけど、ライフスパンより最新で様々なことを網羅している感じがある。

「長生き研究の最新版」といったところ。日進月歩の長生き研究。これが難しいのは“老化”が当たり前過ぎて、研究されてこなかったこと。それして“老化”が「病気」とされてこなかったこと。たがら「ガン」には巨額な資金が投入されているけど「老化」研究への資金はめちゃくちゃ少ない。けど「老化」が改善され「死まで健康」なら、医療費の削減はもちろん、本人にも家族にも社会全体への良い効果は計り知れない、つまりコスパ最強だよねって。

「死ぬまで健康」の代表は「ゾウガメ」だそうです。あの、大きくてゆったりしているゾウガメ。人よりも長生きするそうですが、老化のスピードがゆっくりで「無視できる老化」とも。まあ、不老長寿ではないけれど、そういうのを目指していきたいよね。

ライフスパンは、“カロリー制限して長生きしよう”みたいな話だったけど(テキトー)マウスはカロリー制限して通常のより長生きした実験があるけど、病気になると早死する。つまり、人でも“小太りの人の方が長生きする”みいたい話があるように、単純にカロリー制限だけしていると、細菌も何もいない研究室なら長生きできても、ウイルスやら細菌がうじうじゃいるこの世界では通用しないよねと。だからといって“ケーキを好きなだけ食べていいわけじゃない”。食べ過ぎは良くないよって。

せっかくなので「いますぐすべき寿命を伸ばす方法」
1.煙草を吸わない
2.食べすぎない
3.少し体を動かす
4.夜は7〜8時間の睡眠をとる
5.予防接種を受け手を洗う
6.歯を大切にする
7.日焼け止めを塗る
8.心拍数と血圧を観察する
9.サプリメントにわずらわされない
10.長寿薬にわずらわされない─いまのところ
11.女性になる


女性は男性より平均、5年寿命が長いようです。

わかっていること、いないこと。いろいろです。結果が出るのは50年後だったりする。けど、いまはコンピューターシュミレーションもできるようになってきているし、老化の状況はその都度診断できる。

まあ、いつかは命尽きるだろうけど、けど、生きている間は健康に幸せでいたいでからね。今後の研究に期待。そして、これからも生き延びるぞー。