広井良典さんの『人口減少社会のデザイン』をAudibleで聴きました!

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ふむ。思っていたのと、ちゃっと違った。

日本の借金がヤバいから始まっていくのよ。“ポスト資本主義”とか“心のビックバン”とか“定常社会”とか。

わからんこともないけど、わからんことも多かった。他の人の感想にもあったけど、“AI”の話題は序盤だけだったな。AIが分析して、AIが未来に向けての提案しているのかと思っていたら、そういうわけではなかった。著者の思想やら思考が盛々だったので、途中なついていけなかった。

とはいえ、「コミュニティ」についての話があったけど、地方(田舎)のコミュニティの問題は人がいないこと。都会のコミュニティの問題は、人はいても繋がりがないこと。

「コミュニティ」が持つ意義を考えるうえで重要なのは「居場所」。都市には、居場所がなく、病院の待合室のように混み合うのも、居場所がないからだという。男性は職場が居場所な人が多いけど、退職後は新たな居場所を求める問題がある。

コミュニティ空間としての都市を考える上で、まちなかで座る場所がなかったり、ヨーロッパのような歩いて楽しめる街を目指して車を過度に重視しないことが重要である。

また、鎮守の森セラピーやマインドフルネスなども、森の瞑想からはじまり、持続可能な医療を持続可能な社会に導くことが重要である。

さらに、「都市部への人口集中」か「地方への分散」かを選ばなければいけないという問題も提起されていた。もはや、過疎地域を支えていくだけの余裕がないということはもちろんだけど、都市部だけに一極集中していては持続可能な社会にはならないだろう。とはいえ、地域おこし協力隊を1万人するのはどうかと思う。