岐阜県が主催している「過疎地域リーダー講座『ぎふ・地域づくりクエスト(きふクエ)』」の講座の一環で“人口が日本一少ない町”の山梨県・早川町にフィールドワークへ行ってきました。今回は「月夜見山荘」・「おすくに(手打ち 蕎麦と山の食)」の代表で、学生時代から町の魅力に惹かれ研究をしてきた鞍打さんにお話しを伺ってきました。

鞍打さんは、早稲田大学出身で修士論文を書くために早川町へ来たそうです。1974年うまれで「上流文化圏研究所」の活動を通して地域資源の掘り起こし、町民全員を取材したり、WEBで発信したり、フリーペーパー「やまだらけ」の発行、ガイドブック「めたきけし」の作成、古い写真をデジタルアーカイブする活動。その他、住民活動、集落活動のサポート、早川サポーターズクラブ、早川のお土産、ラフティングをはじめる人、ボランティアや移住者の受け入れ、山村留学への協力、早川こどもクラブ、観光協会事務局などをおこっています。そして、現在の活動のメインとなっているのが「月夜見山荘」・「おすくに(手打ち 蕎麦と山の食)」です。
早川町の研究者としての第一人者であり、早川町を愛する方です。
テレビ朝日系の「人生の楽園」にも出演されています。
『おすくに』では、奥さんの手打ち十一蕎麦と旬の食材を使った山里料理を楽しめます。農作業小屋を蕎麦屋にし、コスト削減をして店をつくったそうです。夜は建物全体がひかり、ランチは週4日、夜は予約制で店内は15席となっています。

お蕎麦のメニューはこちら。

『月夜見山荘』は大正時代の古民家一棟を貸しした宿泊施設で、中庭でBBQができ、町内外の人がボランティアの協力で最低限の手入れをして改装し半年で開業した10人まで宿泊ができます。

「月夜見山荘」のテラス。

なかなかいい!

「まんのうがん」とは「万能丸」という漢字で表され、農業、林業、狩猟、炭焼き、養蚕など、複数の生業をこなし生活に関わるあらゆることを自分たちの手でこなすことを指し、早川の人々の生活の知恵と技術、工夫の結晶であるとのこと。
「ゆうげぇし」とは「結い返し」という漢字で表され、労働交換のことを指し、屋根の葺き替え、田植えやお茶摘みなど自分一人でできないことを、まわりの人々の労働力を借り合うことで乗り越えることを指すが、助け合いと共同作業は早川町の暮らしの様々な場面で見られ、「村仕事」「郷役」などと呼ばれる水道や生活道の管理に関する共同作業も行われているとのこと。
他にも、古民家宿泊施設の開業までの道のりや、集落に住んでいるのは鞍打家のみだったり、空き家ばかりだけど貸してもらえない現状、実はお蕎麦屋や宿もやっているけど、山に入りたいなどのお話。集落に新しいプレイヤーが移住することでの変化、学生とのかかわりなどのお話がありました。ありがとうございました。

鞍打さんは、早稲田大学出身で修士論文を書くために早川町へ来たそうです。1974年うまれで「上流文化圏研究所」の活動を通して地域資源の掘り起こし、町民全員を取材したり、WEBで発信したり、フリーペーパー「やまだらけ」の発行、ガイドブック「めたきけし」の作成、古い写真をデジタルアーカイブする活動。その他、住民活動、集落活動のサポート、早川サポーターズクラブ、早川のお土産、ラフティングをはじめる人、ボランティアや移住者の受け入れ、山村留学への協力、早川こどもクラブ、観光協会事務局などをおこっています。そして、現在の活動のメインとなっているのが「月夜見山荘」・「おすくに(手打ち 蕎麦と山の食)」です。
早川町の研究者としての第一人者であり、早川町を愛する方です。
テレビ朝日系の「人生の楽園」にも出演されています。
『おすくに』では、奥さんの手打ち十一蕎麦と旬の食材を使った山里料理を楽しめます。農作業小屋を蕎麦屋にし、コスト削減をして店をつくったそうです。夜は建物全体がひかり、ランチは週4日、夜は予約制で店内は15席となっています。

お蕎麦のメニューはこちら。

『月夜見山荘』は大正時代の古民家一棟を貸しした宿泊施設で、中庭でBBQができ、町内外の人がボランティアの協力で最低限の手入れをして改装し半年で開業した10人まで宿泊ができます。

「月夜見山荘」のテラス。

なかなかいい!

『月夜見山荘』という宿名は、集落の神社の神“月夜見命”から名付けられたもので、天照大神の弟であり月の神として“夜之食国”を治めていると言われています。そのため、蕎麦屋の店名を『おすくに』としたそうです。
早川町には「生きる知恵」を持っているという「まんのうがん」や、相互扶助の精神、「ゆうげぇし」、「早川入り」など、受け継いでいく若者は少数派ですが、鞍打さんはこうした早川町の特性を活かして宿をやり、満月か新月の日に地元の人たちとの交流会をやっています。
「まんのうがん」とは「万能丸」という漢字で表され、農業、林業、狩猟、炭焼き、養蚕など、複数の生業をこなし生活に関わるあらゆることを自分たちの手でこなすことを指し、早川の人々の生活の知恵と技術、工夫の結晶であるとのこと。
「ゆうげぇし」とは「結い返し」という漢字で表され、労働交換のことを指し、屋根の葺き替え、田植えやお茶摘みなど自分一人でできないことを、まわりの人々の労働力を借り合うことで乗り越えることを指すが、助け合いと共同作業は早川町の暮らしの様々な場面で見られ、「村仕事」「郷役」などと呼ばれる水道や生活道の管理に関する共同作業も行われているとのこと。
他にも、古民家宿泊施設の開業までの道のりや、集落に住んでいるのは鞍打家のみだったり、空き家ばかりだけど貸してもらえない現状、実はお蕎麦屋や宿もやっているけど、山に入りたいなどのお話。集落に新しいプレイヤーが移住することでの変化、学生とのかかわりなどのお話がありました。ありがとうございました。