ライフネット生命創業者の出口治明さんの『人生を面白くする 本物の教養』をAudibleで聴きました。

出口さんについては、書籍やWEB情報などで“教養人”というイメージが僕にもありましたが、本書では「教養の必要性」や「教養の身につけ方」などが論じられています。
「教養の身につけ方」について、僕の流し聞き感じの中で掴み取った感じで言えば、【本×旅×話】が教養のもと。出口さんは、本を読みまくる。読む基準は最初の5ページ、10ページを読んで面白ければ最後まで読み、でなければ読まない。毎晩、寝る前1時間を読書にあてることを“マイルール”として本を読み続けている。「速読」ではなく、わからないところは何度でも読む。わかるまで読み込むことを大切にされています。旅でも、観光地ばかりではなく、マーケットに行ったほうが国の状況がわかるということ。チベットと中国政府の関係でも、スーパーに安い“スイカ”が並んでいることから、中国政府が補助をしてチベットの独立志向を削いでいると分析してみたり…。
「教養」の必要性は、なにもリーダーだけでない。例えば、選挙で“白票”“棄権”は有力候補者への委任状のようなもの。有力候補者を応援している場合は「投票」「白票」「棄権」の選択肢があるが、それ以外の候補者を応援している場合は「投票」しか手段がない。かつて選挙で、応援したい候補がいない場合は「白票」でもよいと言われたが全く意味がないと。
他にも「公的年金破綻論」についても、いまの日本が税収を上回る歳出が可能なのは「国債」を発行しているからで、「公的年金」は日本が国債を発行し続けている以上破綻しない。そもそも金融機関の格付けは政府の格付けを上回れないので、公的年金が破綻する場合は日本政府も破綻しており、金融機関に預けたお金(日本円)にも意味がない。そのため、日本が国債を発行し続けられる以上は公的年金は破綻しないし、破綻した場合は国内の金融機関はそれ以前に破綻している。
あと「35年の住宅ローン」。日本ではいまだに「持ち家信仰」が顕在だが世界的には稀。世界では、死ぬまで賃貸もごく普通という。長期ローンは経済成長を続けて、賃金が上昇すること前提としている。収入が減れば破綻してしまう。「持ち家信仰」時代は終わったと。持ち家なら現金で買うべしと。
他にも、「夫婦別姓」を認めていないのは、歴史的世界的にも“いまの日本だけ”といったことや「我国固有の領土」というのも世界的には「実効支配」しているかどうかで判断されていたり、中国の官僚が極めて優秀、原子力発電は難しい問題、英語力大事…といった内容でした。
終盤には「世のため人のために人は頑張れる」。自分のやりたいことをやる人生が一番いい。立身出世はもはや意味がないく役職は役割。出口さんは“生命保険は社会インフラ”だが収入が少ない世帯にも生命保険に加入してもらうために、ライフネット生命を経営して生命保険を安く提供しているという。

出口さんについては、書籍やWEB情報などで“教養人”というイメージが僕にもありましたが、本書では「教養の必要性」や「教養の身につけ方」などが論じられています。
「教養の身につけ方」について、僕の流し聞き感じの中で掴み取った感じで言えば、【本×旅×話】が教養のもと。出口さんは、本を読みまくる。読む基準は最初の5ページ、10ページを読んで面白ければ最後まで読み、でなければ読まない。毎晩、寝る前1時間を読書にあてることを“マイルール”として本を読み続けている。「速読」ではなく、わからないところは何度でも読む。わかるまで読み込むことを大切にされています。旅でも、観光地ばかりではなく、マーケットに行ったほうが国の状況がわかるということ。チベットと中国政府の関係でも、スーパーに安い“スイカ”が並んでいることから、中国政府が補助をしてチベットの独立志向を削いでいると分析してみたり…。
「教養」の必要性は、なにもリーダーだけでない。例えば、選挙で“白票”“棄権”は有力候補者への委任状のようなもの。有力候補者を応援している場合は「投票」「白票」「棄権」の選択肢があるが、それ以外の候補者を応援している場合は「投票」しか手段がない。かつて選挙で、応援したい候補がいない場合は「白票」でもよいと言われたが全く意味がないと。
他にも「公的年金破綻論」についても、いまの日本が税収を上回る歳出が可能なのは「国債」を発行しているからで、「公的年金」は日本が国債を発行し続けている以上破綻しない。そもそも金融機関の格付けは政府の格付けを上回れないので、公的年金が破綻する場合は日本政府も破綻しており、金融機関に預けたお金(日本円)にも意味がない。そのため、日本が国債を発行し続けられる以上は公的年金は破綻しないし、破綻した場合は国内の金融機関はそれ以前に破綻している。
あと「35年の住宅ローン」。日本ではいまだに「持ち家信仰」が顕在だが世界的には稀。世界では、死ぬまで賃貸もごく普通という。長期ローンは経済成長を続けて、賃金が上昇すること前提としている。収入が減れば破綻してしまう。「持ち家信仰」時代は終わったと。持ち家なら現金で買うべしと。
他にも、「夫婦別姓」を認めていないのは、歴史的世界的にも“いまの日本だけ”といったことや「我国固有の領土」というのも世界的には「実効支配」しているかどうかで判断されていたり、中国の官僚が極めて優秀、原子力発電は難しい問題、英語力大事…といった内容でした。
終盤には「世のため人のために人は頑張れる」。自分のやりたいことをやる人生が一番いい。立身出世はもはや意味がないく役職は役割。出口さんは“生命保険は社会インフラ”だが収入が少ない世帯にも生命保険に加入してもらうために、ライフネット生命を経営して生命保険を安く提供しているという。
「文は人なり」という言葉がある。文章を書かせると人となりがわかるとのことでした。