岡本吏郎さんの『マネするマーケティング』をAudibleで聴きました!

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初版が2004年3月ということで、もう20年近く前のマーケティング本ですが、具体的な商品名以外はそれほど古さを感じない。古さを感じないからこそ、Audibleで配信されているのだろう。わざわざ、オーディオブックにしているのだから20年前の本だろうと、むしろ本質をついているのだろうと思う。

帯にあるように、“ゼロからやるな真似をしろ”というのが最初にきます。ただ、真似をするにも技術が必要で理解した上で真似をしないと無駄になると。もちろん、猿真似で上手くいく人もいるけれど、コンセプトを明確にして、誰に向けるのかが大切だし、大企業がやっているマーケティングを中小企業でやってもいけないというようなことも言われていました。

僕のメモをGPTに要約してもらいました。
マネをすることは効果的で、猿真似ではなく技術が必要です。成功するチラシやキャッチコピーはエモーショナルでなく行動させるものが重要で、物語が必要です。語る相手や媒体を限定し、視覚的に伝えることが大切です。マーケティングは簡単ではなく実践で学ぶ必要があり、USP設定や資産の洗い出しが重要です。戦略はシンプルで行動に移せるものが求められ、努力とシンプルさが天才とされる要素です。経営の極意は転ばない方法を学ぶことです。
たぶん、この要約だけではよくわからないと思う。本を読むか聴くと、あ、そんな話もあったなということを感じてもらえるんじゃないかと。

マーケティングには、物語(お話)が必要。相手を大人だと思ってはいけない。大人だと思って“これぐらい言わなくてもわかる”と思うのではなく“幼稚園児”を相手するように説明しなければ伝わらない。優しい言葉でなければ理解してもらえない。“当たり前”が実は“資源”だったりする。その“当たり前”が強みになる。あえて“弱み”を全面に出すことも有効な場面がある。

“なんとなくエモーショナル”なキャッチコピーでは伝わらない。それなら“利益系”のキャッチコピーの方がいい。ただ「エモーショナル+利益系」のキャッチコピーが最強。感情に訴えかける利益系。キャッチコピーを考え出すと、本人はよくても伝えたい側には、なにも届かないことも多々ある。

“こだわり”は、直接伝えても伝わらない。ただし、こだわりのないビジネスではうまくいかない。こだわりを全面に出すと避けられる。だからこそ、“おはなし”を語ることが必要。視覚的に語ったほうがいい。

“おはなし”があれば、チラシの出来が20点でも売れる。“おはなし”は語り継がれる。

最後はシンプルかどうか。経営の極意は致命的に転ばないこと。はやめにたくさん転んで受け身を覚えることだという。