岐阜県白川町は「東濃桧(ひのき)」の産地として「東濃桧のまち」と言われています。そこで、今回は東濃桧の魅力と白川町との関りについて、お伝えします。
「東濃桧の魅力」について調べてみると以下のポイントが挙げられます。
白川町をはじめ、この地域では上質な「東濃桧」が育ちます。年輪幅が狭く均整がとれたほぼ真円の形状、木肌の艶や粘り強さは、東濃桧が持つ魅力の一部です。これらの特性が、東濃桧を建築材や家具、さらには伝統的な工芸品の製作において、人気を持つ理由となっているようです。
「東濃桧」を使用する製品には、柱や梁、桁といった構造用集成材から、内装の床板や壁板、さらには家具やバレルサウナなど、日常生活の中で感じることのできる製品が数多く生産されています。「白川の家」と名付けられた木造住宅は、伝統的な飛騨の匠の技を受け継ぐ白川大工によって建築された、東濃桧の特性を活かした家です。
白川町には、東濃桧を扱う団体がいくつか存在しており、木材の生産から住宅建設、製品の流通に至るまでの一連の流れをサポートし、白川町の森林資源を活用しています。
そんな魅力的な東濃桧ですが、白川町でも林業の担い手の減少や、業界に携わる人の数は減少しているようです。また、白川町出身の大工さんも減っているとのことです。
そこで、今年の10月29日㈰に白川町の「みかわドーム」で開催予定の「美濃白川ふるさとまつり」では、そんな地域の職人の仕事を体験してもらおうと白川町商工会青年部による「おしごと体験ブース」が設けられます。こちらでは、“かんな”、“のこぎり”、“左官”、“重機の展示”が行われる予定です。この他にも、森林組合のブースなどが登場予定。さらに、「きこりじょし」の三宅さんによる木工ワークショップも予定されています！
イベント開催に向けて、特設ステージと会場に設けられるイスやテーブルは、運営スタッフ自ら加工する場所と機械をお借りして木材を加工して制作に取り組んでいます。
(なお、予算の関係でこちらの木材は杉です。)
イベント公式ＷＥＢサイト
「東濃桧の魅力」について調べてみると以下のポイントが挙げられます。
- 美しい材色：東濃桧は独特の薄桃色を持つ木材として知られ、その色合いは温かみがあり、空間をやさしく彩ります。
- 独特の香り：東濃桧は心地よい香りを持ち、これがリラックス効果をもたらし、室内をさらに魅力的なものにしています。
- 細やかな木目：均整のとれた年輪と美しい木目が、高級感を与え、上品な印象を生み出します。
- 耐久性と強度：強度に優れ、長期間使用することができるため、建築材としての適性が高いです。
- 加工性：東濃桧は、加工しやすく、多様な形状やデザインに仕上げることが可能です。
- 防腐・防虫効果：天然の成分が防腐・防虫効果を持つため、長期間美しさを保つことができます。
- 環境にやさしい：再生可能な資源であり、環境負荷が少ないのも大きな魅力の一つです。
これらの特性は、東濃桧を家具や建築材、さらには伝統的な工芸品など、多岐にわたる用途で利用される理由となっています。
参考：ヒノキワークス、東濃ひのき製品流通協同組合より
「東濃桧」を活用した製品
- 柱、梁、桁の構造用集成材: この木材の強度や耐久性を活かして、家や建物の主要な支持部分としての柱や梁などに使われます。集成材は複数の木材を接着して一つの大きな材料として作られるため、大きな寸法や特定の形状の部材が必要な場面で用いられます。
- 床板・壁板（羽目板、下見板）: 内装における床や壁の材料として使用される板材。東濃桧の美しい木目や色合いが、室内の雰囲気を豊かにします。
- 家具の材料: 東濃桧は家具の製造にも用いられる。その耐久性や加工性が家具製造に適しているため、長持ちする家具が作られます。
- バレルサウナ、社寺建築材: 東濃桧の耐水性や香りの良さを活かした製品。特にサウナでは、ヒノキの香りがリラクゼーション効果をもたらすとされています。
- 木製品、無垢階段、枡: 日常生活の中で使用されるさまざまな製品や、家の内部での装飾や機能的な部分としての階段など、多岐にわたる用途で東濃桧が利用されます。
- 針葉樹心持柱材、平角材: 建築や家具作りに使われる基本的な部材。特に心持柱は、中央部分が堅く、強度が求められる場所での使用に適しています。
白川町をはじめ、この地域では上質な「東濃桧」が育ちます。年輪幅が狭く均整がとれたほぼ真円の形状、木肌の艶や粘り強さは、東濃桧が持つ魅力の一部です。これらの特性が、東濃桧を建築材や家具、さらには伝統的な工芸品の製作において、人気を持つ理由となっているようです。
「東濃桧」を使用する製品には、柱や梁、桁といった構造用集成材から、内装の床板や壁板、さらには家具やバレルサウナなど、日常生活の中で感じることのできる製品が数多く生産されています。「白川の家」と名付けられた木造住宅は、伝統的な飛騨の匠の技を受け継ぐ白川大工によって建築された、東濃桧の特性を活かした家です。
白川町には、東濃桧を扱う団体がいくつか存在しており、木材の生産から住宅建設、製品の流通に至るまでの一連の流れをサポートし、白川町の森林資源を活用しています。
そんな魅力的な東濃桧ですが、白川町でも林業の担い手の減少や、業界に携わる人の数は減少しているようです。また、白川町出身の大工さんも減っているとのことです。
そこで、今年の10月29日㈰に白川町の「みかわドーム」で開催予定の「美濃白川ふるさとまつり」では、そんな地域の職人の仕事を体験してもらおうと白川町商工会青年部による「おしごと体験ブース」が設けられます。こちらでは、“かんな”、“のこぎり”、“左官”、“重機の展示”が行われる予定です。この他にも、森林組合のブースなどが登場予定。さらに、「きこりじょし」の三宅さんによる木工ワークショップも予定されています！
イベント開催に向けて、特設ステージと会場に設けられるイスやテーブルは、運営スタッフ自ら加工する場所と機械をお借りして木材を加工して制作に取り組んでいます。
(なお、予算の関係でこちらの木材は杉です。)
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