2023年の「美濃白川ふるさとまつり」が終わりました。自分自身で振り返りってみたり、来場者、出店者、出演者のアンケートから、良かった点と改善できそうな点に気づきました。事前にもっと検討や丁寧な説明、調整が必要だったと反省し、次回に向けた改善を感じています。

まだ、まとまった長文で振り返るほど自分の思いがまとまっていませんが、まずはお疲れ様でした。昨年の10月末から始まった「ふるさとまつり」のプロジェクトが一区切りついたことで(まだ、振り返りやいろいろなことがありますが)、良い経験ができたと感じています。

こういうものはお金で買えるものではありません。たまたまそこにいた巡り合わせのようなものです。会場設営や当日の運営での有償ボランティアとしての報酬はありますが、それ以上に1年間取り組んできたことの価値はお金ではないのです。

個人的には、お金を出してでも関わる意義のあるイベントだったと思います。

地歌舞伎の世界では「大枚はたいて恥をかく」と言われることがあるようです。調べてみると僕のブログ記事しか出てこないけど。地歌舞伎に出演する人は、自分たちで資金を出して舞台で演じます。地域の行事にもそうした一面があり、昔ながらの地域の行事には多くのそうした要素があると思います。僕にとっては、このイベントはそれに近いです。

実際にお金を出しているわけではありませんが、時間は使いました。1年間という期間です。資料作成や打ち合わせ、企画立案、掲示物作成、各種の申込受付、WEBでの発信も行いました。

ベースはあるけれど、新しいイベントにしたいという思いが強くありました。誰に向けて、どうするのか。1年間やってきました。振り返ってみれば、あっさりはしていないけれど、こんなものかもしれません。ただ、僕一人では到底やりきれませんでした。抱えきれるものでもありませんでした。

開催3日前までの準備やドキドキ感。前々日や前日の準備、そして当日のワクワク感。前々日からの現場での準備や当日の運営は楽しかったです。いや、楽しもうと思っていました。ここまで頑張ってきたので、楽しもうと思いました。

前日の準備でメンバーから「こんなに楽しいとは思わなかった」と言われました。そう、みんなでやると楽しいのです。これは仕事ではありません。やりたくなければ、やらなくてもいいのです。けれど、一緒にやってくれる仲間がいました。大変だったけれど、苦しいこともあったかもしれませんが、楽しかったです。そして、なんとか成功しました。

何かを一緒に作り上げると、仲間意識が芽生えます。このイベント前にはなかったものが現れます。そういえば、みんなで一緒にごはんを食べたこともあまりなかった。しかし、初めてみんなで一緒に昼食を食べました。学生の頃、長期インターンシップ先で初日に社長さんに「同じ釜の飯を食う仲間になる」という話をされましたが、これがそういうことだと。

振り返ってみると、僕がやったことはマントをかぶって会場をぐるぐるするだけでしたが、結果として多くの人に喜んでもらえたならそれでよかったと思います。今日はここまでです。