中野剛志さんの『楽しく読むだけでアタマがキレッキレになる 奇跡の経済教室【大論争編】』をAudible豊聴きました!

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2021年の財務省矢野次官による「矢野論文」を題材に経済というか財政について展開しています。

矢野論文を簡潔に表すと、“いまの政治家は「バラマキ合戦」をしていて、日本はいずれ財政破綻する”というものです。

著者は批判することは重要なので、論文を題材に日本が本当に財政破綻するのか?を展開していきます。

結論としては、日本のような自国通貨を発行して変動相場制でのもとで国債を返済すふ意思があれば財政破綻(デフォルト)はしないとしています。

そもそも、政府は“税”をもとに財政出動をしているのではなく、税は通貨の価値を担保するもので、税は物価と国民生活を調整する国債は金利を調整するためのものとしています。

そもそも、財政出動なしに徴税できない。デフレ化では財政出動なしに脱却できない。デフレの方が格差を拡大する。デフレを20年続けてきたらそろそろ財政出動の必要性に気づいて積極的にやったほうが良い。日本は借金ばかりしていると言われているが実は欧州のほうが借金は拡大している。日本はぜんぜん増えていない。そもそも、日本はデフォルトしない。

インフレには、2種類あり「デマンドプレインフレ」と「コストプッシュインフレ」がある。デマンドプレインフレは、景気が加熱してのインフレのため財政出動を減らす必要があるがコストプッシュインフレは石油危機や戦争や天候不良による供給不足に伴うものでこのような場合は、むしろ財政出動して生産力増強が必要。いちがいに、インフレといって財政出動を減らして良いわけではない。

などなどあります。

政府支出が黒字するということは、民間が赤字になるということで、企業経営のようなミクロ経済の視点と国家運営のマクロ経済を一緒にしてはいけないとも。



以前から、税金で国家財政が成り立っていないことは、いくつか本を聴いているなかで知ってはたいけど、「税」は通貨の価値を担保して、物価と国民生活を調整している。「国債」は金利を調整するというのは、よくわかった。財政健全化ばかりを意識して子供の貧困とか地方の衰退、日本経済や活力低下を促進しているのは残念。もっと、公務員の給料を増やしたり、防衛費を増額したり、そういうのに積極的に財政出動をしてほしいし、そのために増税議論とかしてないで、さっさとやってほしいなとこの本を聴くと思う。