藤野英人さんの『「日経平均10万円」時代が来る!』を読みました!

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「ひふみシリーズ」の藤野英人さん。「日経平均10万円」でも弱気だと言われています。

昨今、日経平均が毎日のようにあげていてます。この要因は、日銀が利上げをしなかった。利上げをしなかったのは能登半島地震があって利上げができなかったと言われていますが、根本的に日本株は比較的安値が続いていた。ということなんだと理解しています。


さて、藤野さんの話を聞いたり、本を読んでいると10年後に「日経平均10万円」は来るんだろうと思っています。あー、10万円になるなと。

一番の要因は「インフレ」。最近、海外旅行に関する投稿を見ていると、現地の食事がめちゃくちゃ高い。そして、マズい(苦笑)それに比べて、日本の食べ物は安くて旨い。そりゃ、インバウンドくるなと。

しかし、いつまでも内外ギャップが続くわけがない。世界中インフレで日本だけデフレのような状態が続くわけがない。いずれ是正される。そうなったときに、日経平均が3倍になってもおかしくない。そもそも、10年ちょい前の日経平均はいくらだったのか?

例えば、2012年の大納会では10,395円でした。マジかよ~。2022年の大納会は20,694円。さらに、2024年2月13日は37,693円と。2012年末から11年とちょっとで、3倍に。ここから、10年後に3倍も、全然あり得る。そうなると、37000円の3倍は11,100円。

で、大切なことは、「日経平均が10万円になっても関係ない」と思っている方が多いこと。

日経平均10万円の社会は、みんなが幸せか?といえば、そんなことない。いまの状態からは想像できないほどの格差社会になっている。

そりゃ、500円の牛丼が1,500円の世界ですよ。いまの1000万円の貯金が3分の1の333万円の価値しかない世界ですよ。物価上昇を上回る賃金上昇ってホントにできると思いますか?最低賃金3,000円の世界になるかな?

例えば、行政の“予算”で運営されている団体はめちゃくちゃしんどいですよ。小売価格を上げられない小売店もめちゃくちゃしんどい。賃金を上げられなければ人材が集まらない。ただでさえ、人材不足の社会で賃金上げしないと人が集まらないし、価格を上げていけるのかと…。そんな社会がやってくる。

じゃ、どうするのか?インフレの時代は資産を持っているのが強い。土地でも株券でも資産があるのが強い。そこで、藤野さんは「ファイナンシャルインクルージョン」を提唱されています。誰もが投資にアクセスできる社会をと。

これまでは、「投資は自己責任」だったけれども、これからは「投資するのもしないのも自己責任」だと。



※こういう時代、投資詐欺がめちゃんこ増えるのは間違いない。対面で金融商品を購入するのは手数料をボッタクられている。投資の王道は、手数料が0.1%以下もしくはそれ程度のインデックス投資。100歩譲って、藤野さんの「ひふみシリーズ」のアクティブファンドかなと。お気をつけください。