林英恵さんの『健康になる技術 大全』をAudibleで聴きました!

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健康になる技術 大全
林 英恵
2023-03-01


著者はハーバードで公衆衛生学を学び「公衆衛生(パブリックヘルス)」の専門家、林英恵さん。

“健康本”というと、トンデモ本とか、エビデンスが〜と言いながら、エビデンスが飛躍している本。その他、様々なメディアで“健康”についてとりあげられていますが、こちらは、世界的にエビデンスとして認められたものを日本人の視点から分析して本にまとめられています。

科学というのは、白黒ハッキリしないことが多いと。わからないことは、分からない。結局、良いのかわるいのかハッキリしないことも多いようです。

この本は、まず、“エビデンス”とは何か?から説明してくれています。エビデンス(裏付け)といっても、レベルは様々。専門家の査読を経て、信頼できる学術誌に掲載されていることは最低限必要。

動物実験で得たことをそのまま人間に飛躍していたり、小麦の実験を白米に応用していることも。また、エビデンスではなく仮説で展開されることもある。



本自体が、長いので、メモをしながら聞いておりましたが、長すぎてまとめられないので、GPTにまとめてもらいました。



『健康になる技術』のポイント

1. エビデンスに基づくアプローチ

・エビデンスにはレベルがあり、必ずしもすべてが正しいわけではない。
・科学は白黒をはっきりさせるものではなく、多面的に捉えることが必要。
・特定の食品や習慣が健康に良いとされるエビデンスも、単純に解釈するのは危険で、慎重に扱うべき。


2. 食事と健康

白米と健康: 白米が糖尿病のリスクを高めるという意見があるが、すべての人に当てはまるわけではない。玄米を食べる人はもともと健康意識が高い人が多いため、白米だけが悪いとは言えない。

オーガニック食品: オーガニック食品が健康に良いという強いエビデンスは少ないが、環境には良い影響を与える。

加工肉と赤肉: 加工肉は発がん性があるとされ、赤肉も発がん性の可能性があるため注意が必要。鶏肉やナッツ類、野菜を摂ることが推奨される。

トランス脂肪酸: 体に悪影響があることが明確で、マーガリンや植物油脂は避けるべき。

砂糖: 砂糖は栄養的価値がなく、過剰摂取は健康に悪い影響を与える。


3. 運動と身体活動

・人間は本来動くことを前提に作られており、動かないことが健康を損なう最大の原因。日常的に体を動かすことが重要。


4. 睡眠の重要性

・睡眠は長すぎても短すぎても体に悪影響を及ぼし、適切な睡眠が健康と生産性に重要。


5. 感情と健康の関係

・感情が健康に大きな影響を与え、特に「感謝」の気持ちはストレスを減らし、健康な生活を助ける。感情を整えることで健康的な行動がしやすくなる。


6. ストレスと健康

・すべてのストレスが悪いわけではなく、適度なストレスは集中力を高めることができる。しかし、過度のストレスは健康を害するため、ストレスの管理が重要。


7. 習慣の形成

・健康的な習慣を身につけるためには、意思の力だけではなく、環境の整備が重要。習慣を作るには繰り返しが大切であり、やめたい習慣はその状況を避けることが効果的。


8. サプリメント

・サプリメントは、長期的な効果が証明されたものが少ないため、食事から栄養を摂ることが推奨される。サプリメントの使用は医師や専門家に相談すべき。




GPTに記事書いてもらいました。


エビデンスの正しい捉え方

「エビデンスにはレベルがある」ということ。多くの健康情報があふれる中で、何が本当に信頼できるのかを見極めることが求められます。しかし、エビデンスがあるからといって、それがすべて白黒はっきりした「正しい情報」であるとは限りません。本書では、そのエビデンスがどういった背景で得られたのかや、どの程度信頼できるかを考慮することの重要性が説かれています。

例えば、「白米を食べると健康に悪い」とされる意見が広まっていますが、その多くのエビデンスは欧米の研究を基にしており、日本人の食生活にそのまま当てはめることは難しいのです。白米が悪いとは一概には言えず、バランスの良い食事を意識することが重要です。

環境と習慣の関係

次に、本書では「習慣」を変えるためには、ただ意思の力だけでは足りないことを指摘しています。意志の力に頼りすぎると、継続が難しくなりがちです。重要なのは、自分を取り巻く「環境」を整え、習慣を形成しやすくすることです。

例えば、野菜を育てる経験を持つと、その野菜を食べる頻度が増えるという研究が紹介されています。また、自分で料理をすることで、食材への理解が深まり、より健康的な食事を選びやすくなるのです。日常の中で小さな工夫をすることで、大きな健康効果が得られるということですね。

食事に対する視点を広げる

オーガニック食品は「健康に良い」というイメージが広まっていますが、本書ではそれを鵜呑みにしないよう警告しています。オーガニック食品を選ぶ人は、もともと健康意識が高い傾向があり、それが健康と結びついているだけで、オーガニック自体が健康に良いという強いエビデンスは少ないのです。

また、トランス脂肪酸が体に悪いという話や、サプリメントの過剰摂取が実は効果が薄いことなど、具体的な食事の選択に関するヒントも数多く掲載されています。

感情と健康の関係

興味深いのは、健康は「感情」にも深く影響されるという点です。「感謝の気持ちを持つこと」が、実はストレスを軽減し、健康的な生活を助けるという研究結果が紹介されています。幸せを感じることが、より良い健康習慣につながり、ひいては長期的な健康にもプラスになるのです。

まとめ

『健康になる技術』は、単なる健康法を超えた、総合的なアプローチで「健康」について考える一冊です。エビデンスに基づいた考え方を学びつつ、自分の生活にどう活かすかを考える手助けをしてくれます。習慣の作り方や環境の整え方、そして感情が健康に与える影響まで、広範囲にわたる内容を分かりやすく解説してくれる本書は、健康に対する新たな視点を与えてくれるでしょう。