リチャード セイラーさんの『行動経済学の逆襲 (上) 』をAudibleで聴きました!

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行動経済学の逆襲 上 (ハヤカワ文庫NF)
リチャード セイラ―
2019-10-17


2017年のノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーさんの『行動経済学の逆襲 (上)』。(上)があるということは、(下)もある笑。

経済学は、“合理的な人間像”を想定して考えたられてきたけど、実際の人間はそんな合理的ではないんじゃないかと。それについて、行動経済学を切り開いてきた研究を追って説明してくれています。



経済学では、人は合理的に判断するとされているけれど、実際にそんなことはない。それを、経済学×心理学で証明したのが「行動経済学」。


「メンタルアカウンティング(心の会計)」では、割引された金額は得をしたように感じて、追加料金がかかると損をしたような気持ちになります。たとえ、金額が同じでも提示の仕方で印象が変わります。

例えば、ガソリンスタンドで、クレジットカード使用の場合は追加料金がかかるなら損をしたように感じるけど、通常価格から現金払いなら割引となれば、クレジットカード払いでも損をした気にならないというもの。


人は買い物で学習をする。毎日通うスーパーの品物であれば変化に気づくし、キャベツが1玉500円もするとぼったくりだと気づける。けれど、家や車、保険になるとボッタクリされていても気づかない。経験がないものでは適正な価格が分からない。

“希望小売価格”というのがあるが、たいがいこれより安く売られている。実際の値段がよくわからないものに、希望小売価格がつけられていると、販売されている商品がそれより安ければ得をしたと感じる。


とかとか。

(下)に続く。