橘玲さんの『親子で学ぶ　どうしたらお金持ちになれるの？　――人生という「リアルなゲーム」の攻略法』を読みました！





橘玲さんが、小学生向けに書いた『どうしたらお金持ちになれるの？』

この本に書かれている大切なこと。

・人生の資源(お金や時間)は有限。だから必要なことは、【合理的】に考えること。

・人間は合理的ではないからこそ、合理性が大きな武器になる。

難しめな本を書かれている橘玲さんが、小学生向けに優しく書かれているので、わかりやすく素敵な本です。

例えば、「なぜ、約束を守らなきゃいけないのか？」といえば、約束を守らない人は、付き合うコスパが悪いので、友だちがいなくなる。

世の中はトレードオフ。何かを選ぶと、何かが選べない。お金がないと選択肢が狭まる。お金があれば、選択肢も自由度も高まるし、欲しいものもたくさん得られるとか。

ギャンブルは、マイナスサムゲーム。やればやるほど、損をする。だから、プラットフォーム側は得をする。宝くじも競馬もカジノもやればやるほど損をする。

将棋や野球の試合はゼロサムゲーム。どっちかが勝って、どっちかが負ける。

市場はプラスサムゲーム。だから、長期のインデックス投資が一番いい。

勝ったときのリターンが大きいことよりも、負けたときのリスクが大きいことを避ける。リスクが小さければ何度もチャレンジができるけれど、リスクが大きいと負ければ終わってしまう。

なぜ、親の言う事を聞かなければいけないのか？といえば、世の中の大半のことは、誰かがすでにやっているからわかっていることで、わざわざ失敗しなくてもいい。アインシュタインの相対性理論をイチから研究しなくても教科書かネットで学んだほうがいいでしょ。みたいな。

SNS社会の生き方は、「ヒーローがやらないことはやらない」。ヒーローはいいことをする人。ヒーローがやることをやらなくてもいいけど、ヒーローがやらないズルとすると炎上する。

説明責任を果たすとなんとかなる。なぜ、やったのか？を説明すると、許してもらえる。逆に、説明できなかったり、逃げ出すと責められる。だから、SNS時代はすべての行動を説明できるようにしておく必要がある。そして、ウソをつくとだんだん苦しくなる。

あと、大切なこと。
・100倍の法則…自分のことは100倍の強く感じて、相手のことは100倍の弱く感じる。
・奇跡は起きない…自分は世界の中心だから奇跡が起きると感じがちだが、あなたにだけ特別な儲け話は絶対にやってこない。
・君は友だち5人の平均…だから、すこしでも自分よりすぐれた(賢い、人気のある、魅力的)な相手を選ぶ
・わたしはわたし…人はなかなか変われない。だから、自分ににている成功者を見つけて真似する
・トライ・アンド・エラー…成功するにはトライ・アンド・エラーしかない。まずはマニュアルを活用する
・世の中は理不尽…強いものに攻撃されると、弱いものを攻撃したくなる
・恵まれていないほうが人生は楽しい…適度なハンディキャップで人生は楽しい