坂本貴志さんの『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』をAudibleで聴きました。

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昨今、人手不足と言われ久しい状態です。なかなか、人が集まらないとは良く言われますが、いよいよそれも本格化して、人手不足で倒産する企業も続々と出てきそうです。

少し前まで、人あまりの時代で、求人を出せば人が集まったり、安い給料でみんな長時間働いてくれていたけれど、いまはそんなんでは人は来ないし、定着しない。求人にお金をかけて、労働環境を改善して、賃金を増やさなければ企業活動が維持できなくなりつつある。

この頃、賃上げ、賃上げと言われ実際に上がっているのは政府が音頭を取っているから…と思いが、政府が賃上げを連呼しなくても、賃上げしなければ働く人がいなくなるそんな時代になりつつある。

少し前、高齢者と女性の労働促進があったけど、働ける人はみんな働いている時代になった。
少し前まで、安い給料なら働き損みたいなこともあったけど、これから先は、物価も賃金も上がっていき、貯蓄だけで生活するのもしんどくなるので、働ける限り働く人の割合もさらに高くなる。

東京一極集中と言われて久しいが、地方の中核都市への集約もますます進む。結果、過疎地域はさらに過疎になって、その地域に暮らす人たちの負担もますます増えていく。

企業は、自動化できるところは自動化して、資本を使って経営の効率化を進める。できないところは、淘汰されるか吸収される。


なんとなく起きていることが、データをもとに、可視化されていくような感覚がありました。


人が減る。賃金が上がる。物価も上がる。自動化が進む。ついていけない企業は潰れるか吸収される。そういう時代のようです。