齋藤ジンさんの『世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ』をAudibleで聴きました。

1753780354804



著者の齋藤ジンさんは、メディアに出ることはほとんどなく、本の出版も初!?だけど、アメリカでヘッジファンドにアドバイスしている人。

アメリカは“カジノの元締”で、ルールは自分たちの都合の良いように変えていく。第二次世界大戦後の冷戦時には、日本に下駄を履かせた。その後、日本が世界第2位の経済大国になり冷戦も終結すると、日本の力を削ぐようになり結果的に日本は失われた30年を過ごすことになった。いまは、アメリカのライバルは日本でもロシアでもなく中国。中国に台頭するには日本が力をつけてもらわなければ困る。だから、カジノの元締であるアメリカは日本に下駄を履かせる。

90年代以降、世界は「新自由主義」が台頭した。自由だけど格差が拡大した時代。新自由主義で一番得をしたのは中国。日本は、新自由主義になりきれなかった。日本は良くも悪くも従業員の雇用を守ることを一番大事にした。しかし、トランプ現象しかり、新自由主義も終焉になる。いまは、地政学が重要で、政治リスクが高い。小さな政府の時代から大きな政府の時代になりつつある。政治と経済界の連携が重要でその点、日本は政治家も経済界が密接。デフレの正体は人口動態ではないとも。

で、せっかく、時代が日本に追い風になっている。が、著者の懸念は、少数与党になっていること。野党対策ばかりに力を入れるのでなく、日本に吹いている追い風を生かしてほしいと。